物心ついたころからモノに対するこだわりが強すぎて苦労してきました。大好きなものと、大嫌いなものしかない両極端な性格です。
好きな食べ物はそればかり食べ、嫌いなものは極力避けます。好きな科目はとことん勉強しましたが、嫌いな科目はまったくしません。通信簿は5段階評価で5か2しかありませんでした。
社会に出てからもその傾向はより一層強くなった気がします。いわゆるヲタクです。 おそらく、人として問題があるのでしょうが、今さら性格は変えられません。当然友達はいません。
しかし、好きなことにとことんこだわり、集中できるという人間に、実は向いている職業もあるのです。
高校の頃は数学者になりたかったのですが、食えないからという理由で親に反対されて、数学科には行かず、建築学科に進学することになりました。
卒業後はしばらく建築設計の仕事をしました。設計の仕事はそれはそれでクリエイティブで、概ね向いていたのでしょう。親に感謝。
しかし、1980年代に入ると、世の中にコンピュータという魅力的な機械が普及しはじめ、興味の矛先がプログラミングの方に向いてしまい、社内のコンピュータ好き数名で子会社を作りました。それから15年ほど、UNIX上で人工知能言語の開発などに携わり、その技術を応用した知的CADシステムなどを開発しました。
この仕事は一番向いていたと思いますが、日本の会社は年齢とともに嫌でも出世させられてしまい、部長にさせられた時点で退職しました。プログラムを作るのが好きなのに、人にプログラムを作らせて、それを管理する、という管理職は、給料がいくら高くなるとしても自分向きではありませんでした。どうもチームプレーというものが昔から苦手です。
それからは「一人でできることを一人でやる」をモットーにしていますが、食えないので、現在はほぼ何でも屋になっています。
管理人
- 山内 昭(やまのうち あきら)
- YIL(https://yil.jp)
- YIL出版
- 某大学の非常勤講師(情報学)
- 某動物病院の役員
- 写真家(医療・野鳥)
- ウェブプログラマ・ウェブデザイナ
などをしながら何とか食いつないでいます。