水槽の温度対策

「エビはじめました」の続きです。

エビは高温に弱いため、温度対策が必要です。低温対策はヒーターを入れるだけで解決できるのでどんな環境でも問題ないと思いますが、高温対策は比較的ハードルが高いものです。

水槽用クーラー

水槽用のクーラーが市販されています。多くは外部フィルターやポンプと水槽の間に入れるクーラーで、効率的に冷やせそうですが、今回購入した15㎝水槽にはオーバースペックです。大型の水槽の方にはこういったタイプが推奨できます。単体では使用できませんのでご注意ください。

Amazon Link





ペルチェ式:テトラ (Tetra) クールタワー CR-1



コンプレッサー式:水槽クーラー

コンプレッサー式のものはもうエアコンと同等な仕組みのようです。これらはサイズも比較的大型になりますし、価格も高額になります。コンプレッサー式は騒音レベルもチェックした方が良いでしょう。ペルチェ式もファンでペルチェ素子を冷却するため、騒音レベルのチェックをお勧めします。


ペルチェ素子で冷却した棒を水槽内に入れて冷やす簡易タイプのものもあります。こちらはポンプも必要なく、水槽に差し込めばすぐに使えるのがメリットです。小型の水槽向きだと思いますが、15㎝水槽にはまだオーバースペックに感じます。装置幅が水槽幅より大きかったり、長さや高さが想定よりもかなり大きなものがありました。これらも60㎝水槽程度からが対象のような気がします。
こちらもペルチェ素子を冷却するためにかなりの風量のファンが搭載されています。ショップなどで実際に稼働している現物でチェックすることをお勧めします。

Amazon Link





シンククーラー 小型冷却バー 72W



ゼンスイ 水槽用外掛け式ペルチェクーラー カケル

これらの水槽用クーラーは直接水を冷やすので効果的なのでしょうが、高額になってしまうのが難点です。

冷却ファン

水槽の上面に取り付け、冷却装置ではなく、単に水面に風を送って気化熱を奪って温度を下げる方式です。多少は効果があるかもしれませんが、周りの気温が高い場合はあまり効果を期待できません。
マイナス5℃とうたっている商品もありますが、条件によると思います。エアコンが効いた部屋でかなりの風量で稼働しないとなかなか実現できない数字だと思います。
利点は安価であることです。数千円で買えます。

Amazon Link





スポットファン 204



テトラ(Tetra) パワフルクールファンコントロール



AQUASMITH 水槽 クーラー 冷却ファン 温度調節機能付き

試したところ、確かに1度くらいは水温が下がります。エビちゃんの環境にとって、1℃下がるのはかなり効果的です。26℃オーバーが25℃前後になりました。
しかし、ファンの音が結構するので、音が気になる人にはおすすめできません。家内が音に対して敏感なので、別の方法を考えました。

エアレーション

水面に風を当てるだけで水温が下がるのであれば、エアレーションによっても下がるはずです。試したところ、やはり1℃くらい下がりました。
一般的にダイアフラム型のエアーポンプは騒音との戦いになりますが、数十年前よりもずいぶんと消音化されています。それでも安眠妨害になる可能性が高いので、エアポンプはベランダに設置し、長いエアチューブで室内に導入することにしました。これでエアポンプの音はまったく聞こえなくなりました。

水槽はエアコンが効いた部屋に設置してあるのですが、イグアナ飼育環境だったため、室温は28度前後になっています。多少気化熱も奪われていると思いますが、水槽の水温は26℃オーバーになってしまいます。エビちゃんたちの理想は25℃前後なので、エアーレーションで丁度理想的な水温になった感じです。多少前後しますが、これで概ね25℃前後をキープできるようになりました。

Amazon Link





hygger 水槽エアーポンプ 6L/min 強力 静音



エアーチューブ用 分岐コック エアー量調節 エアコントロール エアレーション エアーチューブ分岐管 継手 酸素分岐 (2分岐2個)



シリコン チューブ 水槽 エアレーション ホース ストレート ソフト 耐熱 黒 ブラック 内径 4mm × 外径 6mm × 10 M



いぶきエアストーン 10φ丸 #180

水槽内にエアーストーンを設置した方が泡の滞留時間も増え、水温低下と溶存酸素量の増加が期待できますが、15㎝水槽では水槽内のエアストーンが意外と邪魔になることと、結構激しい水流が発生してしまうため、エアストーンは上部フィルターの中に設置しました。これで見た目もすっきりです。

吐出口 が2つのタイプなので、分岐バルブを使って2本の吐出口を1本にまとめて送気しています。エアポンプはベランダに設置してあるので、1本にまとめたエアチューブをエアコンの穴から屋内に通し、水槽まで導いています。もともと静かなエアーポンプですが、室内からポンプのはまったく聞こえません。
エアーストーンは水槽内ではなく、外掛け式フィルターの中に設置しました。ただでさえ狭い水槽がさらに煩雑になり、水流も強くなり過ぎたため、フィルター内に入れてみたところ、水中ポンプの水流に攪拌され、泡の滞留時間が長くなるので、水温の低下や溶存酸素量の増大に貢献していると思われます。
テトラの外掛け式フィルターには空いたスペースがあるので、そこにエアーストーンを沈めています。フィルターのカバーは角の部分を切り書いてエアーチューブが干渉しないように加工しています。

エアレーションのクーラー効果

エビの飼育水温は他の熱帯魚よりも低く、飼育可能領域としては15~28℃と言われていますが、できれば25℃前後をキープした方が調子は良いようです。

わが家はイグアナ環境だったため、惰性でそのまま人の生活空間も高温多湿な環境です。多少下げましたが、夏は28℃前後あります。水槽を設置した当初の水温は26~27℃でしたので、エアレーションで1℃前後低下して理想の25℃前後をキープできました。
エアポンプの騒音もなく、溶存酸素量も増えたと思いますので、少しでも彼らを幸せにできたのではないかと思っています。

エビちゃんの成長

かくして、エビちゃんの理想的な環境に近づいてきました。食欲もあり、元気に歩き回っています。

ときおり白い脱皮が底に沈んでいるのでドッキリします。死んでしまったかと思うと足の先まできれいに脱がれた脱皮です。成長しているようで安心しました。

著者
Yama

大学卒業後しばらくは建築設計に従事。その後人工知能の研究所で知的CADシステムやエキスパートシステムを開発。15年ほどプログラマをしていましたが、管理職になるのが嫌で退職。現在は某大学の非常勤講師(情報学)、動物医療系および野鳥写真家、ウェブプログラマ、出版業などをしながら細々と暮らしています。

Yamaをフォローする
水槽
タイトルとURLをコピーしました