誰しもやってみたくなると思います。Fマウントの望遠レンズにマウントアダプタFTZを取り付けてZマウントのボディで使っている人はZ TELECONVERTERを間に挟めば簡単に1.4倍や2倍の焦点距離になって、不足しているZの超望遠レンズの代わりになるのではないかと……。
結論
できません。
Z TELECONVERTERのレンズ取り付け側のマウントには余分な小さな爪が出ています。その爪を避ける仕様のレンズ以外は物理的にはまらないようになっています。FTZ(FTZ IIも同様)にはこの爪を避ける切り欠きはなく、装着できません。



読者の方からも同様な質問をいただきました。同じことを考える人がたくさんいらっしゃると思いますので、明記しておきます。画質はどうか、AFはどうか、電子接点は大丈夫かといったレベルの話ではなく、物理的に取り付けさえできません。
Zのコンバーターの方が新しい設計だし、使えたらこっちの方が画質がよさそうな気になってしまいますが、わざと物理的にはまらない設計にしてあります。光学的に問題があるのか、Zレンズ購入に誘導するための策なのかはわかりませんが、改造でもしない限り取り付け不可です。もちろん、改造するメリットはないと思いますので、おすすめはしません。
Z TELECONVERTERの仕様書記載の取り付けられるレンズのマウントはこの爪を回避する切り欠きがあるのでしょう。FTZもFTZ IIもそのリストには含まれていませんので使えないということです。
もちろん、FマウントレンズにFマウント用のテレコンバーターを取り付け、その後ろにFTZを介してZマウントボディで使うのは何の問題もありません。
今までもAF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR やAF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR で、TC-14E-IIIやTC-20E-IIIを取り付け、FTZやFTZ IIを介してZ9やZ50で使用していましたが、まったく問題ないことが確認できています。
FマウントレンズにはFマウントのテレコンバーター、ZマウントレンズにはZマウントのテレコンバーターを使いましょう、ということのようです。



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