
キャンディーズはもちろん蘭ちゃんファンでした。
蘭との出会い
よくお店の新装開店祝いとかで大型の胡蝶蘭が並んでいる姿を目にしますが、今までは特に興味を持ちませんでした。と言うよりも、大型の胡蝶蘭は「私どうよ!」という感じで押し出しが強く、あまり良い印象は持っていませんでした。
ある日、近所のスーパーの生花店で大変小さなピンクの胡蝶蘭が売っていました。胡蝶蘭は何万円もするというイメージだったのですが、1980円でした。大輪の花ではなく、小さく控え目で、可憐な感じがしました。
イグアナが全員いなくなり、空いたスペースが寂しかったので何の予備知識もなく、ひとめぼれしたその蘭を買ってきました。
今まで蘭を育てたことはなかったので知らなかったのですが、胡蝶蘭の花は数週間から1か月は持つのですね。驚きました。祝い事で使われる理由が初めてわかりました。
「こんな美しい花を1か月も楽しめる」というのが、衝撃的でした。
それ以来、蘭にはまることになります。

胡蝶蘭
調べると、胡蝶蘭は東南アジア原産の着生植物です。土に生える植物ではなく、木の枝などに着生して生きるという、変わった生態です。したがって、売られている胡蝶蘭は植木鉢などに入っていますが、中に土はなく、乾いたミズゴケや発泡スチロールなどで固定されているだけです。
着生は寄生とは異なり、母体から養分を搾取しません。場所を借りているといった印象でしょうか。
水やりも十日に一度くらいで良いところも大変楽です。逆に水をやり過ぎると枯らしてしまいます。
熱帯地域原産ですが、ジャングルの木陰で育つため、直射日光は避け、20-25℃、湿度60%前後が理想です。10℃以下や30℃以上はNGなので、エアコンで管理された室内で飼育します。
わが家はイグアナ環境なので、蘭の飼育環境にちょうどピッタリです。東南アジアと中南米は経度は異なりますが、緯度は似たようなものなので、温度や湿度は適合するのでしょう。年間を通して25℃前後をキープしています。
冬は乾燥するので、加湿器で加湿しています。これもイグアナを飼育していた頃から使っていますので、もうすでに蘭を飼育する環境ができていたということですね。逆に何でイグアナを飼育しているときに蘭にも注目しなかったのかが不思議です。
匂い
不思議なことに、胡蝶蘭はほぼ無臭です。いかにも香りが強そうな様相を呈していますが、鼻を近づけて匂いをかいでもまったく香りません。香りでの誘引はしていないということでしょうか、それとも人間には感知できない匂いを出しているのでしょうか。
いずれにしても、匂わないことは良い面もあり、食事をする場所にたくさんあったとしても香りの面では全くの無害です。
光
直射日光はNGですが、植物である以上、光合成をするために光は必要です。
いわゆる植物育成だけに特化した赤や紫に偏ってカラーバランスが著しく狂った照明は写真家として許せないので、演色指数(Ra)が高い植物育成ライトを探して設置してあります。
長期間使用していますが、見た目も自然ですし、蘭も成長して花が終わった株に新しい花芽ができたので、問題ないようです。
4灯のE26ソケット型LED植物育成電球をメインに、花が終わった株の育成用にフラットパネルの植物育成LEDを使用しています。
種類
専門家ではないので、詳しい分類は分かりませんが、蘭の人気は大変高いので、現在でも次々と新しい品種が作られています。最近では青い花が作られて注目されています。
色もさることながら、大きさにも様々なバリエーションがあります。大きく分けると、大輪、中輪、ミディ、ミニ(マイクロ)に分けられるようです。自分が気に入っているのはミディ以下のサイズです。小型の方が可愛く、可憐なイメージで、カラフルなものが多いように思います。
また、値段も大変リーズナブルです。
スーパーや郊外のホームセンターなどで千円から数千円で入手できます。
色のバリエーションも多く、さらに様々な柄まであります。
このあたりは完全に好みなので、色々と見て、目が合ったものを購入するのが良いでしょう。動物と同様、蘭もこれから家族になるのですから、結構そのビビッと来るインスピレーションが大切です。
変遷
収集癖があるので、性格的に一度はまるとダメです。可愛い子を見つけるとついつい買ってしまいます。





総評
ひとめぼれで蘭を買ってしまいましたが、たまたまわが家のイグアナ飼育環境が蘭の飼育環境に近かったため、問題なく飼育できていますが、普段空調管理していない人にとっては少しハードルが高いかもしれません。
特に冬10℃以下になったり、夏に30℃を超える環境はNGです。
しかし、環境さえ適合すれば比較的丈夫で、適切なメンテナンスをしていれば毎年花を咲かせてくれるでしょう。そしてその花が1か月持続するのです。これははまります。
しかも、水は十日に一度で済みます。カレンダーに十日ごとにしるしをつけておいて、全員に水を与えるだけです。
照明もタイマーでコントロールしているので、飼育自体は大変楽です。
交配させて新しい品種を作りたいとか、株分けして増やしたい場合は独特なノウハウが必要でしょうが、ただ単に美しい花を楽しみたいという場合は、温度コントロールと水やり、照明の管理だけで十分楽しませてくれる素晴らしい植物だと思います。
使用している植物育成ライト
純粋に植物の育成だけを考えると光合成に必要とされる400~500nm付近の青色光、600~700nm付近の赤色光をあてるのが一番効率的なのでしょうが、鑑賞には向いていません。
特に自分は写真家なので、普段の生活空間のカラーバランスにもこだわりを持っています。色温度5500K前後、Raが90以上の照明器具しか使わないようにしています。
植物育成ライトでこの条件を満たすものは少ないのですが、自分と同じような思いでライトを開発してくれているメーカーもあります。

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こだわって設計されたライトは、植物育成用としながらも、普通に写真が撮れるようにカラーバランスが調整されています。植物にも動物に最適です。





