身近な野鳥の図鑑

見つけて楽しむ身近な野鳥の観察ガイド

私の野鳥関係の師匠であられるお三方との共著で図鑑を出させていただきました。「見つけて楽しむ身近な野鳥の観察ガイド」です。

見つけて楽しむ身近な野鳥の観察ガイド
編著者:梶ヶ谷 博(日本獣医生命科学大学名誉教授)
著者:西 教生、野村 亮、山内 昭
発行所:緑書房
A5版216ページ
価格:1800円(税別)

内容

世の中に素晴らしい鳥の図鑑がたくさんある中で、どのような特徴を持たせるかを4人で議論しながらこだわりぬいて作った本です。

まず、鳥種は身近に見られる70種ほどに限定しました。自分の経験からも、バードウォッチングをはじめる人にとって、最初から何百種類も掲載されている図鑑はオーバースペックだと感じたからです。
まずは肩ひじをはらずに、近所の公園などから観察をはじめ、徐々にステップアップしていただきたいと思いました。野鳥の生態を理解して、野鳥を見つけるためのポイントをベテランの方々が解説しています。私以外の著者は、長年教育機関やNPOなどで野生動物や野鳥の実習などを行って来た方々なので、探し方のノウハウが詰まっています。

掲載写真にもこだわりました。
実際のフィールドでは、美しく枝にとまったシーンに出会えることはほとんどなく、見つけるときの多くは飛んでいるか、何かを食べているシーンだと思います。 したがって、本書では一般的な図鑑の「枝にとまった写真」よりも、フィールドでより実践的に見られる食べているシーンや飛翔シーンなどを積極的に取り入れました。翼を広げると、まったく別種に見える鳥もかなりあります。
また、繁殖期には幼鳥にもよく遭遇しますが、幼鳥の種類はバードウォッチングのベテランでも分かりにくいものです。この本では、幼鳥の写真も可能な限り掲載しました。

「鳥を見つける・観察する」、「豆知識」、「身近な鳥たち」の3つのパートで構成されていて、鳥の生態を知った上で鳥を見つけたり観察するというアプローチなので、初心者の方にも分りやすく、またベテランの方々にも今までとは違った視点で鳥にアプローチできるように構成されています。

ページサンプル

表紙

今回、一番こだわったのは表紙です。表紙写真を任せるという名誉ある役目を仰せつかったので、連日撮影にでかけました。

頭の中でイメージはできていました。個人的に大好きなジョウビタキのメスです。誰もが知ってるメジャー過ぎる野鳥でもなく、誰もが綺麗と思えるカラフルな野鳥でもなく、適度にマニアックで、これから野鳥観察をはじめる方が、思わず「このかわいい鳥は何だろう」と思う丁度良い認知度の野鳥かな、とも思ったからです。

しかし、ご存知のように、野鳥は撮りたいシーンをねらって撮りに行っても、その通り撮れることはまずありません。時期的にジョウビタキの渡りの直前であり、締め切りも迫ってくるプレッシャーの中で、数千枚撮った中の一枚です。最後は、このジョウビタキちゃんだけ根負けして、「しょうがないわね。じゃあちょっとだけ撮らせてあげるわ」と至近距離でポーズをとってくれたような気がします。モデルの子に感謝!

見つけて楽しむ身近な野鳥の観察ガイド これから野鳥観察や野鳥撮影をはじめたい方々におすすめできる一冊です。
人里離れた深山に入らないと見られないような珍しい野鳥ではなく、都市部の公園でも見られる約70種類の野鳥を扱っています。実際、掲載している写真のほとんどは、東京都、神奈川県の都市公園で撮影された写真です。
野鳥を見るために肩肘を張る必要はありません。気軽に近所の公園に行くだけでかなりの種類が見られるはずです。見つけ方さえわかれば、「世の中にはこんなに鳥がいたんだ」と思えるようになります。
著者
Yama

大学卒業後しばらくは建築設計に従事。その後人工知能の研究所で知的CADシステムやエキスパートシステムを開発。15年ほどプログラマをしていましたが、管理職になるのが嫌で退職。現在は某大学の非常勤講師(情報学)、動物医療系および野鳥写真家、ウェブプログラマ、出版業などをしながら細々と暮らしています。

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