身近な野鳥 2020 CALENDAR:癒される、かわいい野鳥カレンダー

「見つけて楽しむ身近な野鳥の観察ガイド」に引き続き、緑書房さんから「身近な野鳥 2020 CALENDAR」が発売になります。(身近な野鳥カレンダー2021年版はこちら)

「見つけて楽しむ身近な野鳥の観察ガイド」と同様、「身近な野鳥」がキーワードになっています。レアな美しい野鳥はもちろん魅惑的ではありますが、人里離れた山の中にしかいない野鳥や、滅多に出会えない種類よりも、都市部の公園や住宅地の庭にいるような、身近な野鳥たちの魅力を追求しました。バードウォッチング初心者でも、散歩中に気軽に見ることができる野鳥たちしか扱っていません。普段、見馴れた野鳥たちでも、根気よく接していると、思わず微笑んでしまったり、癒されることが多々あります。姿形や色の美しさだけが野鳥の魅力なわけではなく、都市部でたくましく生きる身近な野鳥たちの行動を見ることも野鳥観察の醍醐味です。

今回のカレンダーは、意図的にそういったシーンを選びました。図鑑的な美しく枝に静止した写真ではなく、もう少し泥臭いと言うか、生活の匂いがして、生きるための彼らの行動の一部を切り取ったような写真を撮るように心掛けました。

このカレンダーがきっかけで、身近な野鳥たちに少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

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仕様

  • 題名:身近な野鳥 2020 CALENDAR
  • 大きさ:約21cm×21cm(開くと縦が約42cmになります)
  • 内容:写真14点(12ヵ月分+表示+2021年1月分)、カレンダー部2020年1月~2021年1月(日曜はじまり)
  • 発行:緑書房
  • 写真:山内 昭・山内 多佳子
  • 価格:920円+税

撮影後記

出版社からの依頼は、「月ごとの季節感がある身近な野鳥写真で、万人受けするかわいいもの」です。さらっと言われましたが、実はかなりハードルが高い指令です。今までそういう視点で撮影していなかったので、過去の写真には該当するものがあまりなく、かなり苦戦しました。
渡り鳥はそれだけで季節感があるのでしょうが、渡り鳥だけではすべての月を埋められないため、留鳥を適宜ちりばめる必要があります。しかし、季節感があるかと問われると微妙な写真ばかりでした。重要なのは背景です。依頼を受けたのが、去年の暮だったため、年末から6月の締め切りギリギリまで、カレンダー写真の撮影に明け暮れていました。それで何とか納得がいく写真を揃えられたと思っています。

「かわいい」に関しては、かなり主観が入ります。身近な野鳥で「かわいい」となると、やはり多くの人が思い浮かべるのは幼鳥でしょう。確かに幼鳥の写真はかわいらしいし、万人受けします。しかし、それだと幼鳥カレンダーになってしまいます。また、野生動物の保護の観点から、雛や幼鳥の写真を撮ること自体が彼らにストレスを与え、良くないという考えもあります。そんな経緯で、幼鳥の写真は限定し、決して追いかけたりせず、ストレスなく、動物の方から近づいてきたシーンのみを採用しています。このあたりはかなり気を使いました。野鳥撮影が野鳥を傷つけることになったら本末転倒なので。

そんな想いで撮影し、選び抜いた写真でようやくできたカレンダーです。面白いことに、写真単体で選んでいた時よりも、出来上がったカレンダーの写真の方がずっとよく見えます。ひとえに、編集部とデザイナーの努力のたまものです。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。

撮影

次のカメラとレンズが主な撮影機材です。

  • Nikon D500+AF-S VR Nikkor ED 300mm F2.8G(IF)+TC-20E III
  • Nikon D5600+AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
  • Nikon1 V2+1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6

基本的にすべて手持ち撮影です。

撮影は神奈川県(横浜市、藤沢市)、東京都(町田市)の公園で行いました。

2021年版(追記:2020年8月)

身近な野鳥 CALENDAR 2021も発売になります。

B4サイズにパワーアップ。詳しくはこちら。
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