岡本太郎

岡本太郎ファンです。

40年ほど前、姉の友人に岡本太郎さんの家の隣のマンションに住んでいた人がいました。うちに遊びに来た時に面白い話をしてくれました。
ある日、ベランダに布団を干していたら、誤って岡本邸の庭に布団を落としてしまったそうです。恐る恐る岡本邸のチャイムを鳴らすと、例の目をカッと見開いた岡本太郎さんが登場されたそうです。隣の住人で、庭に布団を落としてしまった旨を伝えると、快く「どうぞ」と庭に案内してくれたそうです。しかし、その庭にはかなり刺激的なオブジェが散乱していて、命からがら布団を回収してきたという話を聞きました。その時の彼女の話では、妙な椅子やら巨大な目などの不気味な試作品がごろごろ置いてあり、そんなところに布団が落ちてしまったようです。布団を回収して一目散に退散してきたそうです。岡本太郎ファンだったら狂喜乱舞する出来事でしょうが、彼女は残念ながらそうではなかったようです。

そんな話を聞いて、彼女の住所から岡本邸の位置も推測できました。昔から地図を見るのが好きだったので、こんな都会の真ん中(青山)に住んでいるのかーと思って見ていました。
当時、自分は高校生でしたが、その後大学に進学し、就職して何年か経って勤務地が渋谷になりました。当時から運動のため、昼休みの1時間は原宿の近くまで散歩をしていたのですが、そんな時彼女の話を思い出しました。1986年頃ですから、岡本太郎さんが亡くなる10年ほど前、まだまだ第一線で活躍されている頃です。
散歩がてら、彼女の話と住所を頼りに探したらすぐに見つけられました。話の通り、庭付きの一戸建ての隣に高いマンションも建っています。時々垣間見える庭には太陽の塔のようなものや奇妙な椅子のようなものなど、岡本太郎らしいオブジェが配置されているのが見えます。岡本太郎邸に間違いないでしょう。

1996年まではそこで製作を行っていたとのことなので、1980年代はもちろんそちらにお住まいだったのでしょう。姉の友人のエピソードから岡本太郎さんのご自宅を発見できて、さらに立地条件から彼女の話しの裏がとれたことは自分の中では不思議で面白い出来事でした。

今ではその自宅兼アトリエは岡本太郎記念館という博物館に改装されています。

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坐ることを拒否する椅子

それから30年ほど経ったある日、北鎌倉の明月院を散策していたら、なんと岡本太郎の「坐ることを拒否する椅子」を発見しました。ビックリです。大好きな作品です。以降、何度も訪れて写真を撮らせてもらいました。

行くたびに位置が変わっているので、定期的に動かしているようです。まさか、勝手に移動しているとか……。そう思ってしまうほど有機的なオブジェです。

改めて見ると岡本太郎らしい素晴らしいデザインです。

ソフビのこんなオモチャも売っています。

太陽讃歌

大学の学芸員過程の展示物にこんなのがありました。複写したレプリカですが、力強いエネルギーに満ちた作品です。セミナーハウスにあるようなので、いつか実物を見てみたいものです。

岡本太郎グッズは色々あるようです。

著者
Yama

大学卒業後しばらくは建築設計に従事。その後人工知能の研究所で知的CADシステムやエキスパートシステムを開発。15年ほどプログラマをしていましたが、出世するのが嫌で退職。現在は大学非常勤講師(情報学)、動物医療系および野鳥写真家、ウェブプログラマ、出版業などをしながら細々と暮らしています。

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