爪切りと爪ヤスリ

ファッションや髪形、アクセサリーなどには一切興味がありません。着るものはボロボロになった段階でUNIQLOに行って同じものを5枚くらい買うだけです。しかも、カメラマンなので黒いズボンに黒いシャツしか着ません。眼科撮影などで目玉の撮影をすると、明るい色の洋服は角膜に写り込んでしまうのです。白衣というものがありますが、真っ黒な黒衣というものがあれば欲しいと思っています。

いつも同じものを着ているので、着替えてないと思われるみたいですが、ちゃんと着替えています。同じ洋服しか持っていないので、着替えても同じなだけです。汚いわけではありません。でもきっと世間の人は「あの人ずっと同じ服着てる。汚い!」と思われているにちがいありません。

髪の毛もいつもボサボサです。櫛ももっていません。あまりにひどいと家内に指摘されるので、水を付けて手で直す程度です。

他人からどう見えるかは全く興味がないのです。病的なほど。もちろん、アクセサリーなんか言語道断です。機能がないいわゆる「飾り」は徹底的に排除します。
自分には、他人から不快に思われない範囲であれば良いかな、と言った程度の意識しかありません。唯一の例外を除いて。

スポンサーリンク

唯一のこだわり

まさにこういう写真を撮るときに自分の指が写ってしまいます。
特に左手の爪はいつ写っても大丈夫なように手入れをしています。

外観的なことで唯一気を付けているのが爪です。仕事柄、左手で小動物を持ったり、小物を持ったりしながら写真を撮るシチュエーションが結構あります。その際、自分の左手が必然的に写るので、爪が汚いと台無しです。
そのため、爪は常に短く切り、断面も表面もヤスリをかけて整えます。

また、プログラマでもあり、集中して書くときは1日数千行のプログラムを書きます。Vi互換のエディタを使って書くので、マウスは使わず、カーソル移動もすべてキーボードだけで行います。そのとき、爪が伸びているとダメなのです。そんなわけで、大学を卒業して数十年間、爪だけはこまめに切って短く整えています。

爪切り

家では大型の爪切りを使用していますが、写真が仕事になってからは、いつでも爪が切れるように、爪切りは常時持ち歩いています。良く切れ、嵩張らないドイツ製の折りたたみ式爪切りをずっと愛用しています。色々と試しましたが、最終的にZwilling ツインSネイルクリッパーに落ち着きました。これの前もドイツSolingenの三つ折りのように畳む爪切りを使っていましたが、使用時に開いたヤスリ部分が邪魔で、あまり使い勝手が良いとは言えないデザインでした。切れ味は大変すばらしかったので、そこだけが残念でした。

折りたたんだ状態
ロックを解除して使える状態にしたところ
シンプルな設計ですが、複雑な構造で高精度の加工が必要そうです
刃の加工精度が極めて高く、爪が気持ち良いようにスパスパ切れます
TWILLINGのロゴ
ZWILLING ビューティー TWINOX ツインS 爪切り ゴールドエディション
Amazon
この手の折りたたみ式の爪切りは、ドイツヘンケルのものが元祖だと思うのですが、現在はOEMなのか、様々なメーカーブランドのものが売られています。
この商品はグッドデザイン賞を受賞しているので、オリジナル製品だと思います。
かれこれ10年以上使っていますが、いまだに切れ味抜群です。あまりによく切れるので、爪が飛ばないのです。パチッパチッという音ではなく、プスップスッという感じでよく切れる刃物で爪を切っているようです。
折りたたむとわずか3mmほどの厚さになり、バッグに忍ばせておいてもまったく邪魔になりません。常時入れっぱなしです。
爪切りは爪だけではなく、糸を切ったり、ビニールやテープを手で切るときの切れ込みを入れるなどの用途でも使えるので、携行していると意外と役立ちます。
・追記
製造終了となってしまったようで、現在はゴールドエディションしかないようです。

爪ヤスリ

切ったあとはヤスリをかけます。

切った断面を丸くなめらかにするのはもちろん、爪の表面もあまり凸凹しているとフォトジェニックではないので、表面も平らに整えます。ただし、女性の爪のようにツルピカに磨いてしまうと気持ち悪いので、大きな凸凹を平らにし、つや消しに仕上がる程度にします。

ステンレス製のヤスリで、片方の面で爪の断面はゴリゴリ削れて、その裏面で爪の表面が平にけずれるものがあります。金属製のものは耐久性があり、かなり長期間使用できます。荒さは製品によってかなり異なるので、試してみないとわかりません。色々と試しましたが、次の2つは比較的おすすめできる製品です。

Amazon Link
HGWCAT 爪やすり ステンレス製爪磨き MR.GREEN 爪やすり 両面タイプ ステンレス

HGWCAT

こちらのメーカーの方がきめが細かく、表面はかなりツルツルに仕上がります。どちらかと言うと仕上げ用として使う方が良さそうです。

荒い面
細かい面

ZIZZON

Amazonの商品はMr.GREENになっていましたが、内容が同じなので、おそらく私が持っているZIZZONと同じもののOEMだと思います。

グリップのデザインは良くできています。
上のHGWCATと比べると荒いというか、よく削れます。大きな凸凹をならすには丁度良い削れ具合です。

荒い面
細かい面

どちらもなかなか良くできています。

ポイントは、ヤスリのヘリまでヤスリの機能があるかどうかです。金属製やガラス製のもので、ヘリに1mmほどのヤスリ機能がない縁取りがあるヤスリがありますが、それがあると甘皮側近まで整形することができません。それで随分失敗しました。プラスチックの本体にステンレスのヤスリがはめ込まれているタイプのものもありますが、そのタイプも縁まで使えないので爪の全面を研磨できません。縁まで使えるかどうかは、ヤスリを選ぶときの重要なポイントです。この2つのヤスリはその点どちらも合格です。

著者
Yama

大学卒業後しばらくは建築設計に従事。その後人工知能の研究所で知的CADシステムやエキスパートシステムを開発。15年ほどプログラマをしていましたが、管理職になるのが嫌で退職。現在は某大学の非常勤講師(情報学)、動物医療系および野鳥写真家、ウェブプログラマ、出版業などをしながら細々と暮らしています。

Yamaをフォローする
芸術文房具健康収集その他
スポンサーリンク
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました