鳥は概ね大丈夫だろうと思っていましたが、動物園にいたキンムネオナガテリムクにはなぜかほぼ無反応でした。
キンムネオナガテリムクの検出
- ボディ:Nikon Z9( C:Ver.1.11 )ワイドエリア(L)被写体検出(動物)
- レンズ:NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
被写体との間に網があり、それが検出の邪魔をしている可能性もあります。しかし、かなり明確に目が見えている状況でもフォーカスポイントはなかなか現れてくれません。網の影響なのか、照明の問題なのか、周りの枝葉の影響なのか、Z9さんにとっては被写体としては認められないようです。
機械学習の過程にこんなマニアックな鳥種は出てこないと思いますが、オナガなどと同等なシルエットなので、検出されないのが意外でした。

Ver. 2.00でリベンジ
- ボディ:Nikon Z9( C:Ver.2.00 )ワイドエリア(C1)被写体検出(動物)
- レンズ:NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
ファームウェアがVer.2.00にバージョンアップしたので再度テストしてみました。レンズは同じNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sです。
依然としてこの鳥は不思議なほど検出してくれません。真上からは厳しい条件ですが、目がばっちり見えていてもなかなか鳥として認識できないようです。真横も含め、様々な向きから狙ってみましたが検出率はかなり低い印象でした。最後にちょっとだけ目を検出してくれました。背景が影響しているのでしょうか。シンプルな背景のときにようやく検出してくれました。ただし、これがVer. 2.00の恩恵なのかどうかは分かりません。
こんなマニアックな鳥は当然機械学習の項目には入っていなかったと思いますが、それにしても目が見えていれば何らかの生物として認識してくれても良さそうです。ぬいぐるみや人形などの無生物でも反応するのに、この鳥だけかたくなに拒否しているような感じです。
被写体の検出は全体の形や目のパラメータだけではなく、色の情報も検出の条件として設定されているのでしょうか。いずれにしても、人が見たら別段普通に検出されても良さそうな鳥なのに、ほぼ無反応であることが、逆に面白い事実であると思っています。
さらなるバージョンアップがされたら再度テストしてみます。


Nikon Z 9 ボディ 野鳥撮影にも最強のパフォーマンスを発揮するミラーレスフラグシップです。被写体検出機能で野鳥も認識して目にフォーカスを合わせてくれます。本格的に野鳥撮影をする方にはおすすめです。 FTZ-IIを介して今までのFマウントの超望遠レンズも問題なく使えます。ZマウントのNIKKOR Z 800mm f/6.3 VR Sとの組み合わせは5.5段のVRが効き、800mm(DXで1200mm)ながら手持ち撮影が可能になります。 |
Nikon FTZ II |
予備バッテリーEN-EL18d |
予備バッテリー室カバー |
L型ブラケット |
液晶保護ガラス |
静止画メイン推奨 165GB |
大容量 325GB |
動画プロ向け 650GB |
24-120mm f/4 S イチオシ標準ズーム |
24-50mm f/4-6.3 |
24-70mm F/2.8 S |
Z 24-70mm f/4 S |
28-75mm f/2.8 |
NIKKOR Z 20mm f/1.8 S |
NIKKOR Z 24mm f/1.8S |
NIKKOR Z 50mm f/1.2S |
NIKKOR Z 85mm f/1.8S |
NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S |
NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S 位相フレネルレンズ採用の小型軽量の800mm単焦点レンズです。全長385mm、重量約2385gで、800mmの超望遠レンズとしては驚異的な軽さです。5段分(Z9との組み合わせでは5.5段)のVRにより、手持ち撮影が可能です。DXフォーマットで使用すると1200mmF6.3相当となります。野鳥撮影に威力を発揮します。 1.4倍、2倍のテレコンを使用しても画質の劣化が少なく、FXで1120mmF9、1600mmF13、DXで1680mmF9相当、2400mmF13相当となります。 |
Nikon Z TELECONVERTER TC-1.4X |
Nikon Z TELECONVERTER TC-2.0X |
AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR |
NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR |
マウントアダプターFTZ2 |