何でもかんでも禁止にするのはどうかと思いますが、野鳥撮影で公園を利用していて「公の場でこれはどうなの」と思うことがよくあります。
全国の公園には自然公園と都市公園があり、それぞれ自然公園法、都市公園法という法律で守られています。さらにそれぞれを管理する地方自治体などの条例などによって禁止されている項目もありますので、公園を利用する前はウェブサイトで調べたり、管理事務所に問い合わせる必要があります。
禁止されていないことなら何をしても良いかというと、そんなことはなく、マナー的な問題として警告を受けることもあります。よく条文にある「その他、他の人に迷惑をかける行為」などに該当するのでしょう。
たとえ禁止されてなく、法的にグレーゾーンでも、大多数の人が迷惑や不快と感じる行為は慎むべきでしょう。
最近野鳥撮影時に遭遇した実例をを元に、「これはどうなの」と思う項目をまとめてみました。以下は個人的意見なので、正しくない可能性も大いにあります。野鳥たちにもメリットがあり、かつ、老若男女が安全に楽しく公園を利用できるように考えたり働きかけるきっかけになれれば幸いです。
なお、法律に抵触する行為やマナー違反をみかけた場合は、公園の管理事務所に連絡してください。直接掛け合うのは大変危険です。
公園を利用するときは、管理事務所の電話番号を控えてスマートフォンを持って行かれることをおすすめします。自分は野鳥撮影を行う公園すべての電話番号リストを持ち歩いています。
以前禁煙の公園で、目の前でタバコを吸い始めたジ…、いや、お年寄りに注意してやめさせた話を管理事務所に報告したら、決して直接掛け合わず、事務所に連絡するよう逆に注意されました。それ以降、何でも管理事務所に報告するようにしています。急を要しない場合はメールでも良いでしょう。すべての公園は管理団体があるので、かならず問い合わせ先があります。お気をつけください。
なお、明らかな条例違反などでも案件によっては警察の管轄外のようです。禁煙場所でタバコを吸っているのを見つけて警察に通報しても動いてはくれないとききました。多くは地方自治体の管轄になるようですが、自治体によって通報する場所は異なるようです。そのためにもそういったトラブルを一括して対応してくれるのが公園の管理事務所なので、事情を説明して一任するのが正解のようです。
もちろん、暴力事件や障害事件に発展した場合はすぐに110番です。
追記(2024年4月7日)
たまたま警察の方が巡回連絡に来られたので、条例違反などの件に関して確認してみました。
自分:「禁煙地区での喫煙などは警察の管轄外だと聞いたが本当か」
警察官:「いえいえ、そんなことはありません。警察にご連絡ください」
自分:「立小便も?」
警察官:「はい。遠慮なく警察にご連絡ください。」
とのことです。
自分:「でもタバコや立小便くらいで110番は大げさですよね」
警察官:「何でも110番でかまいません。」
と言われました。
まあ、実際そんなことでいちいち110番するのもいささかはばかられますが、最寄りの警察署の電話番号などはすぐには出てこない場合が多いので、とりあえず110番にかけて指示を仰ぐのが良いようです。実際に動いてくれるのはどの部署かわかりませんし、どこまで対応していただけるのかはわかりませんが、違反は違反なので、注意はしてくれそうです。
警察官にも違反者に直接掛け合わないように警告されました。逆上する人もいるし、何をするかわからないので、必ず通報するよう言われました。
何が正解か分かりませんが、公園の事務所の営業時間内であれば事務所に通報、事務所の営業時間外や休みの場合は警察に通報が良いのかもしれません。