ドイツクラフトマンシップが活きる圧力鍋

前に使っていた圧力鍋も20年以上経ち、替えのパッキンが入手困難となってしまったため、買い替える必要が出てきました。

いつもの性格で、どうせ買うなら一生使うつもりで、とことん吟味しました。そして、最終的に選んだのはFisslerのプレミアム圧力鍋 4.5L。

またもやドイツクラフトマンシップが活きる肉厚ステンレスの堅牢な作りに惚れてしまいました。

「無駄を省き、純粋に機能を追求して設計したら勝手に美しくなってしまいました」と言わんばかりのドイツらしい機能美にあふれたデザインです。

到着(2010/09/12)

本体のシンプルさに較べて、箱はドイツらしからぬなかなか大胆なイタリアっぽいデザインです。

全体像(2010/09/12)

このドイツ製品特有の、無駄な飾りや模様が全くない合理的デザインが何とも言えません。

圧力調整ダイアル(2010/09/12)

プレミアムシリーズは、超高圧(2.2気圧)の設定まであり、より高温、短時間で調理が可能となります。ジャガイモはすぐに消えてしまうので、他の具材を煮込んだ後、最後に放り込んで加圧して緑のゲージになったら火を止めて余熱で調理するくらいでちょうど良いくらいです。 かなり省エネにもなります。

(2010/09/12)

裏も美しい。裏の凹凸も、おそらく飾りではなく、熱伝導のための最適なパターンか何かなのでしょう。

ロゴ(2010/09/12)

この製品の中で、唯一機能のない飾りは、ロゴくらいではないでしょうか。

(2010/09/12)

内部の底には、焦げ付き防止の滑らかな凹凸パターンが施されています。これがまた美しい。

圧力ゲージ(2010/09/12)

これがフィスラー最大の特徴です。加圧後は緑の線を維持するように火加減を調整します。これまでの圧力鍋のように、錘で蒸気の噴出量を調整するタイプと異なり、加圧中もまったく蒸気が出ず、音もしません。完全に密閉状態になるので、おいしいシチューを作っていても、匂いもあまりしないのです。味も香りも閉じ込めている感覚です。出来上がって蓋を開けるまでのお楽しみ的なドキドキ感がまた良いのです。

しかし、音が全くしないのも考えものです。加圧して火加減を調整したら必ずタイマーなどをセットしないと調理していることを忘れかねません。最近はGoogleホームがタイマーとして大活躍しています。

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おわりに

購入してからほぼ4年経過しました。我が家では出番は多く、週に2-3回は使用します。カレー、シチュー、スープ、煮物など、圧倒的においしくできます(気がします)。少なくとも、安売りの輸入肉が、ホロホロのおいしい肉に大変身するのは確かです。買う時は高いと思いましたが、十分すぎるほど元はとれましたし、もうこれなしでは生きていけません。

これだけ使っているにも関わらず、不具合は何一つありません。パッキンもまだまだ使えそうです。

フィスラー(Fissler) 圧力鍋 ビタビットプレミアム 4.5L フィスラー 旧タイプ 圧力鍋 プレミアム 6L フィスラー ガラス蓋セット 圧力鍋 ビタクイック プラス 4.5L

それから(2019年3月)

使い続けて8年経過した2018年、ようやく部品が一つ壊れました。購入してからずっと週に何度も使うほどの頻度なため、8年間まったく不具合がなかったのは、極めて丈夫で優秀な製品だと思います。
本体と蓋の間のパッキンが真っ先に劣化するかと予想していましたが、外れました。圧力ゲージ裏のゴムの部品が切れ、圧力が上がらなくなる症状でした。すぐに部品を取り寄せ、交換するとまったく元通りに使えるようになりました。10年近く経ってもほぼすべての部品が手に入るのも素晴らしいことです。

本当に一生を超え、何世代も使えるかもしれません。

著者
Yama

大学卒業後しばらくは建築設計に従事。その後人工知能の研究所で知的CADシステムやエキスパートシステムを開発。15年ほどプログラマをしていましたが、管理職になるのが嫌で退職。現在は某大学の非常勤講師(情報学)、動物医療系および野鳥写真家、ウェブプログラマ、出版業などをしながら細々と暮らしています。

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