静止画と動画を撮りたい場合は、ミラーレス一眼が圧倒的に有利です。そもそもずっと動画を撮っているようなものですから、ファインダーを覗きながらスムーズに動画撮影も可能です。
一眼レフでも動画を撮れないわけではありませんが、ファインダーを覗きながら撮影することができないため、極めて撮りにくい状況を強いられます。自分は一度使ってあきらめました。
動画撮影
野鳥撮影の仕事でも静止画と動画撮影が必要なことがあります。静止画は一眼レフをはずせません。そうすると、動画撮影用にもう一台持つ必要がでてきます。色々と試した結果、静止画用に超望遠レンズ+一眼レフを使い、動画用に小型のミラーレスを持ち歩く方法に落ち着きました。
それに最適なカメラがあります。Nikon1です。Vシリーズであれば、EVFが付いているので、ファインダーを覗きながら両手と額でがっちり固定して撮影できます。しばらく眠っていたNikon1 V1があるので、動画撮影用として復活させました。これが思いのほか写りが良いのです。コンパクトなボディですが、 HD動画(1920×1080(60i)、1920×1080(30p) の撮影ができます。
さらに、1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6 を付けると、望遠端で35㎜版換算810㎜相当になり、超望遠動画撮影が可能となります。これを使わない手はありません。
持ち運び
問題はどうやって持ち運ぶかです。1インチのCXフォーマットとはいえ、ボディが 383g 、レンズが 550g あるので、超指向性マイクやクイックシューなどを含めると1㎏以上となります。小型のミラーレスだとしても、さすがにポケットに入れられるサイズではありません。
最初は腰にケースを付けて入れていましたが、フィールドでは、腰回りに出っ張りがあると意外と邪魔になります。良いものはないかと探したところ、丁度好さそうなものを見つけました。
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カメラやレンズにプレートを取り付け、それがリュックサックの肩ベルトなどに装着した取り付け金具に一瞬で固定できる優れものです。取り外すときも、ボタン一つで簡単に取り外せます。人為的な操作がないと取り外せないようになっていて、事故で脱落する可能性は低いでしょう。かなり考えられたデザインです。
これで一番邪魔にならない肩に付けて持ち運ぶことができるようになりました。
今回購入したもう一つの決め手は、カメラもしくはレンズに取り付けるプレートが、アルカスイス互換であることです。以前、カメラと周辺機器の接合をすべてアルカスイス互換に統一したという記事を書きましたが、このPeakDesignもアルカスイス互換の規格で作られていました。しかも正方形のプレートで、90度回しても取り付けることができます。
そのため、肩に取り付けられているカメラをさっと取り外して、すぐにアルカスイス互換仕様の一脚などにそのまま取り付けられます。これは便利です。一脚に付けるだけで、810㎜相当の超望遠動画撮影でも、VRの恩恵にもあずかって、何とか使えるレベルになります。
おすすめの逸品でした。
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