2023年5月、Z9の機能を盛り込み、縦グリップをなくした小型軽量のミラーレスカメラが登場しました。Z9の性能が評価される中、重く大柄がボディに躊躇していた方々には朗報だったに違いありません。各販売店の1ヵ月の売上で軒並み一位を獲得し、現在(2023年6月)は3ヵ月待ちの状態になるほどの人気機種になっています。
小型軽量とは言っても、それはZ9と比べての話で、実際は910gもあるので、どちらかというと重いカメラですし、Z6やZ7のシリーズと比較してもかなり大柄であることもわかります。
しかし、自分はZ9を使っていた経験上、被写体検出AFや優れた手ブレ補正機能などを総合すると、Z8はフィールドでの野鳥撮影にはかなり適したカメラであると確信していました。
現在Z50を使っている家内のステップアップとして購入しましたが、はたして小柄な女流野鳥写真家に使えるのかどうか、1ヵ月使用した使用感などのファーストインプレッションを動画にさせていただきました。
Z8+NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR Sのレビュー

Z50を3年半使用し、NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S の組み合わせで約1年使用しました。Z50も仕様的に古くなってきたので、後継機としてDXフォーマットのフラグシップの登場を待っていましたが、当分出そうもないのでZ8をDXフォーマットで使ってみることにしました。
Z9の機能を丸ごと引き継いでいるのでしたら、DXフォーマットで約2千万画素となり、解像度はZ50とほぼ同等です。それでZ9のAFや手ブレ補正、見やすいファインダーなど、ほぼすべての機能が使えるので、Nikonはそんな使い方をZ50のステップアップとしてユーザーにすすめているのかもしれません。
ボディ周り
Nikon Z8 ボディ |
Z8用パワーバッテリーパック MB-N12 |
予備バッテリーEN-EL15c |
液晶保護ガラス |
Z8用L型ブラケット |
メディア
静止画メイン推奨 165GB |
大容量 325GB |
動画メイン大容量 650GB |
LEXARのCFexpress type B 128GB |
動画メインのプロの方向けNikon純正 660GB |
COBALTのSDXC 660GB |
標準ズーム
24-120mm f/4 S イチオシ標準ズーム |
24-50mm f/4-6.3 |
24-70mm F/2.8 S |
Z 24-70mm f/4 S |
28-75mm f/2.8 |
単焦点レンズ
NIKKOR Z 20mm f/1.8 S |
NIKKOR Z 24mm f/1.8S |
NIKKOR Z 50mm f/1.2S |
NIKKOR Z 85mm f/1.8S |
NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S |
野鳥撮影用おすすめ超望遠レンズ(Zマウント)
NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S
位相フレネルレンズ採用の小型軽量の800mm単焦点レンズです。全長385mm、重量約2385gで、800mmの超望遠レンズとしては驚異的な軽さです。5段分(Z9との組み合わせでは5.5段)のVRにより、手持ち撮影が可能です。DXフォーマットで使用すると1200mmF6.3相当となります。野鳥撮影に威力を発揮します。 |
Zマウント純正テレコンバーター
Nikon Z TELECONVERTER TC-1.4X |
Nikon Z TELECONVERTER TC-2.0X |
野鳥撮影用おすすめ超望遠レンズ(Fマウント)
AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR |
NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR |
マウントアダプターFTZ2 |