ティファニー ボールペン パロマ グルーブ スターリングシルバー

パブロ・ピカソの娘、パロマ・ピカソがデザインしたティファニーのボールペンです。これもデザインに一目ぼれです。

スターリングシルバーの名の通り、銀メッキや銀張りではなく、92.5%の銀で作られています。そのため、比較的重いのですが、個人的には重めの軸の方が好みなので、書きやすいと思いました。何といっても銀の重量感と、銀特有の色が素敵です。全体が銀色の中、1か所に青いエナメルのラインが入り、非常に引き立っています。実にうまいデザインです。パロマ・ピカソのサインが刻印されています。

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短所、いや、長所か

表面処理はしていないStarling Silver 925なので、ハゲたり剥がれたりすることはありませんが、すぐに酸化し、しばらく使わないとすぐに真っ黒になってしまいます。
しかし、銀磨きや銀専用のクロスなどで磨くと見違えるような輝きになるので、ときどき磨くという行為がよりいっそう愛着がわく儀式になっているのかもしれません。個人的には酸化していぶし銀になった状態も、ピカピカに磨き上げた状態も好きですし、何より磨く行為自体に喜びを感じます。

純銀に近いので、かなり使い込んで傷だらけになっていますが、それも味です。
形がなんともかわいいのです。
刻印を見ると、925の後ろにGERMANYと刻印されていました。ドイツ製でした。

リフィルはパーカータイプなので、各社が出している市販のリフィルが使えます。パーカータイプは今では世界標準となっているので、たくさんの種類が出回っています。
一般的に欧米向けのボールペンはボール径1mm前後の太字のものが多く、漢字を書く日本人には不向きです。いつも買ってすぐに0.7mmか0.5mmボールのリフィルに入れ替えて使います。おすすめは、Ohtoのニードルポイントか、三菱鉛筆のジェットストリームです。

このペンも家内が愛用していますが、かれこれ10年以上使っています。タダモノではない、大変インパクトがあるデザインです。この手のペンは大切に使えば一生使えそうです。

著者
Yama

大学卒業後しばらくは建築設計に従事。その後人工知能の研究所で知的CADシステムやエキスパートシステムを開発。15年ほどプログラマをしていましたが、管理職になるのが嫌で退職。現在は某大学の非常勤講師(情報学)、動物医療系および野鳥写真家、ウェブプログラマ、出版業などをしながら細々と暮らしています。

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