野鳥撮影をしていたらふてぶてしい猫がいたので、Z9の被写体検出をテストしてみました。
ワイドエリアAF(L)+被写体検出:動物
野鳥撮影モードのまま、ネコに向けてみました。Z9のAF時の被写体検出の設定は、オート・人物・動物・乗り物・しないの5種類からの選択になります。オートだけではなく、被写体のジャンル分けで選択できるようになっていると言うことは、検出のアルゴリズムを切り換えて限定していると思われます。検証したわけではありませんが、被写体が決まっている場合は、オートよりもおそらく特定のジャンルに切り換えた方が検出が速いとか、誤作動が少ないといったメリットがあるのではないかと思っています。また、人と動物、人と乗り物などが画面に収まっている場合はどちらに優先順位を置くかによって切り換えられるようにしてあるのでしょう。新車の発表会などで、車を撮りたいのか、モデルの女性を優先するのかをここで選択できるのは便利でしょう。
ネコの検出
- ボディ:Nikon Z9( C:Ver.1.10 )ワイドエリア(L)被写体検出(動物)
- レンズ:AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR +TC14E-III
野鳥撮影の時は動物に設定しています。「動物」の選択肢だけで、その下のジャンル分けはありません。動物だけで犬や猫、鳥などを検出するアルゴリズムが作動するようです。ずいぶん姿形が異なりますが、「人」以外で乗り物ではない形状で、目があるものを検出するアルゴリズムなのでしょうか。ディープラーニング技術を利用しているとのことなので、Googleフォトの被写体分類と同様に、膨大な画像を解析して学習させたアルゴリズムを搭載しているものと思われます。人が犬、猫、鳥を識別し、その目の位置を検出できるのと同様に動物の形を認識し、その中の顔、さらに顔の中の目の位置を検出するのでしょう。


レンズを向けた瞬間に目を検出してフォーカシングされます。迷いはまったくありません。下は部分拡大。いずれも長辺1920ドットに縮小しています。人で言ったらまつ毛に相当する上瞼辺縁の皮毛にピントが合っています。


ネコが向きを変えるとすぐに至近側の目にフォーカスポイントが移りました。ネコに関しては全く問題ありません。3D-トラッキングに切り替えると、目が画面上のどこにあっても追いかけ続けてくれます。
ネコの検出:ファームウェアVer. 2.10
ファームウェアがVer. 2.10になったのでテストしてみました。元からネコの検出は問題ないので、違いが良く分かりません。おそらく何かが良くなっているのでしょう。


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