Nikon Z9:バッテリーの持ち

一眼レフと比べて消費電力が大きいミラーレスになってバッテリーの持ちが心配でした。家内のZ50を買った時はバッテリー1個で280コマというカタログスペックからして、ボディとともに追加でバッテリーを3つ買いました。本体付属のバッテリー含めて4つになります。1日フィールドで撮影すると1000枚は普通に超えるので、4つは必要と思ったからです。
しかし、実際のバッテリーの持ちは公称値よりも遥かに持ち、バッテリー一つで800枚程度撮れます。1000枚以上撮る場合でも2個目を使うだけで、3個目に突入したことはありません。

そんな経験があったので、Z9のバッテリーも公称値よりもかなり持つことが予想され、追加バッテリーは一つだけにして様子を見ようと思いました。何せバッテリーとバッテリーカバーで3万近くにもなるので。

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フィールドでのテスト

特にパワーセーブモードにせず、GPSもオンの状態で13時から16時半の約3時間半、3500枚ほど撮影してみました。それでバッテリーは6割ほど残っていました。かなりの低消費電力です。あるいは新型の EN-EL18d の容量がすごいのか。
公称値は約700コマとなっているので、その10倍以上の性能を有しているようです。おそらく、仕様書に掲載する撮影可能コマ数の試験方法と私の使い方にギャップがあるのだと思いますが、ずいぶんと厳しい試験を行っているということのようです。
次の日はあえてそのままのバッテリーで1500枚ほど撮影しましたが、それでバッテリ残量がようやく4割ほどになりました。つまり、5000枚以上撮影してもバッテリーが4割ほど残っていたということです。驚異的です。

電源オン時の立ち上がりが速いから

一眼レフの時代から、本職の医療撮影でも結構こまめに電源を切る癖がついています。モデル撮影などと異なり、医療撮影でも野鳥撮影でも実際シャッターを切る時間よりも待機時間の方が圧倒的に長いため、待っている間は節電のために電源をオフにするのです。
一眼レフは立ち上がりが瞬間的なので、それによって決定的瞬間を逃すということはなかったのですが、ミラーレスは一眼レフよりは立ち上がりに時間がかかることが予想されていました。しかし、Z9を使ってみて、下に向けていたカメラの電源を入れて目の前に構える間に使える状態になっていることが分かり、立ち上がり時間の心配は必要ありませんでした。手持ち撮影にこだわっているので、撮影するときのみカメラを持ち上げ、それ以外はしてに向けてぶら下げているスタイルです。下に向けているときは電源を切っていて鳥を見つけたら電源を入れて構える、という動作が定着しています。Z9の立ち上がり速度は十分それに間に合います。
ファインダーやモニターなどのスリープ時間などはデフォルトのままです。
電源オンの立ち上がりが速いということが、一番の節電につながるのかもしれません。

そんな使い方をしているので、公称値よりも遥かにバッテリーが持つのかもしれませんが、自分の使い方にとっては大変ありがたい仕様です。あとはバッテリーの寿命が心配ですが、こればかりは長期に使用して見ないと分かりません。D1xの頃はバッテリーで苦労しましたが(すぐに劣化して何個も買う必要がありました)、それから20年も経っているので、バッテリー性能も遥かに進化していることを期待しています。

総評

使い方や癖にもよると思いますが、個人的には驚異的に持つ印象です。少なくとも自分の使い方では、カタログスペックの数倍は持ちます。

ミラーもなくなり、メカニカルシャッターもなくなったので、Z9は案外消費電力が少ないのではないでしょうか。センサーの消費電力も低くなってきているでしょうし、液晶やLEDの消費電力よりも、一眼レフのモーターや電磁ソレノイドなどの物理的な駆動電力の方が電力を食いそうなイメージです。
今まで一眼レフを使い続けて来ていますが、少なくとも今まで使ったカメラの中で一番バッテリーの持ちが良いと感じています。

ミラーレスは消費電力が大きいという先入観を持っていましたが、ことミラーもシャッターもないZ9に関しては考えを改める必要があるのかもしれません。

ただし、これは静止画に対する評価です。まだ動画を撮っていないので、動画撮影時のバッテリー性能評価はまた後日。特に最近は動画と静止画両方の撮影依頼が多いので、1つ目を使い切ったら充電器で充電しながら2つ目のバッテリーで撮影を続けられるので、何とかしのげるでしょう。12時間以上撮影し続けることもあるので、4時間ごとの充電で回す必要も出てくるでしょう。


Nikon Z 9 ボディ

Nikon FTZ II

予備バッテリーEN-EL18d

予備バッテリー室カバー

液晶保護ガラス

AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR

NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR

マウントアダプターFTZ2
著者
Yama

大学卒業後しばらくは建築設計に従事。その後人工知能の研究所で知的CADシステムやエキスパートシステムを開発。15年ほどプログラマをしていましたが、管理職になるのが嫌で退職。現在は某大学の非常勤講師(情報学)、動物医療系および野鳥写真家、ウェブプログラマ、出版業などをしながら細々と暮らしています。

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