
300mm、500mm、800mmと焦点距離が長くなるほど被写体の導入は難しくなり、ファインダーで動きを追尾するのは困難になってきます。
普段はDXフォーマットで使用しているので、800mmは実質1200mm相当の画角になりますので、動きが速い鳥の飛翔写真の難易度は高くなってきます。
しかし、Z9のファインダーはタイムラグをほとんど感じず、ブラックアウトフリーなので常にターゲットが見えている状態になります。一眼レフでは追尾しながら連写をするとファインダーは点滅状態になりますが、Z9では秒間20コマ撮影してもビデオカメラと同様、常にターゲットが見えています。これは動体撮影に有利となります。
1200mmともなると、近距離の追尾は困難ですが、少し離れるとサギ程度の速度であれば追尾可能です。ファインダー像はこんな感じに見えます。
Nikon Z9 + NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR Sの組み合わせでDXフォーマットで飛翔写真を撮影している時のファインダーイメージです。完全手持ち撮影です。VRをノーマルモードにしているので、連写後はセンタリングのためにカクカク動きますが、追尾可能な範囲です。
ファームウェアVer. 2.10ですが、状況によってまだ背景抜けする確率は高く、背景のコントラストが高いと背景にAFが貼りついてしまいます。もう少し被写体認識が優位になるのを待っています。
上の動画のように空バックであれば被写体を認識して問題なく合焦します。ミラーレスで飛翔写真は困難ではないかと思っていましたが、Z9に関しては良くできたファインダーとブラックアウトフリーの仕様によって、1200mmの画角でも練習次第で追尾することは可能でしょう。
さらなるファームアップに期待していますし、自分ももっと練習してみます。


カメラ関連
Nikon Z 9 ボディ
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Nikon FTZ II |
予備バッテリーEN-EL18d |
予備バッテリー室カバー |
L型ブラケット |
液晶保護ガラス |
メディア
静止画メイン推奨 165GB |
大容量 325GB |
動画プロ向け 650GB |
標準ズーム
24-120mm f/4 S イチオシ標準ズーム |
24-50mm f/4-6.3 |
24-70mm F/2.8 S |
Z 24-70mm f/4 S |
28-75mm f/2.8 |
単焦点レンズ
NIKKOR Z 20mm f/1.8 S |
NIKKOR Z 24mm f/1.8S |
NIKKOR Z 50mm f/1.2S |
NIKKOR Z 85mm f/1.8S |
NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S |
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位相フレネルレンズ採用の小型軽量の800mm単焦点レンズです。全長385mm、重量約2385gで、800mmの超望遠レンズとしては驚異的な軽さです。5段分(Z9との組み合わせでは5.5段)のVRにより、手持ち撮影が可能です。DXフォーマットで使用すると1200mmF6.3相当となります。野鳥撮影に威力を発揮します。 |
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マウントアダプターFTZ2 |