美しすぎるボールペン

なぜこれほど筆記具にこだわるのかわかりません。先祖が文房具屋だったのかしら。

大多数の社会人が、普段一番使う筆記具はボールペンだと思います。自分もその例にもれず、胸ポケットには常にボールペンを忍ばせていないと不安になります。逆に、ボールペンが刺せないため、胸ポケットがない洋服は着ないことにしているほどです。Tシャツでさえ、胸ポケットがあるものを選びます。

ボールペン自体にも並々ならぬこだわりがあります。軸の材質、重さ、バランスなど、完璧に自分の手にフィットするものしか使いません。銀行や役所で何か書くときも、備え付けのボールペンは極力使わないようにしています。小説家でもないし、字もへたくそなくせに、こういった筆記具への無駄なこだわりは強いのです。

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一目ぼれ

出会ってしまった。ポルシェデザインP’3110 テックフレックス。
衝撃的でした。

太目ですが、中央部が微妙に絞られていて、大変美しく、かつ、持ちやすい形です。耐火性や耐摩耗性を得るために、エンジンルームの配線や医療機器などで応用されている、テックフレックスというワイヤーの網込で実現された柔軟性がある外装です。高級ペンには珍しいノック式ですが、一見、どこをノックするのかわかりません。

実は全体が伸び縮みするれっきとしたノック式です。テックフレックスの外装だから実現できたギミックです。画像では伝わりませんが、
ペン全体が伸び縮みするような 大変面白い動きをします。

先端部のみネジではずれ、リフィルの交換ができます。リフィルはパーカータイプなので、対応するリフィルはたくさんあります。

オート社のニードルポイントに出会ってからはこのリフィルしか使わなくなりました。漢字を書く日本人にとって、欧米のリフィルは太過ぎます。軸は欧米のデザインに軍配が上がりますが、ボールペンの先はかなり高精度の加工技術が必要なため、日本製が優れています。

金属削り出しのオートのニードルポイントは耐久性も高く、大変書きやす仕様です。先端が細いため、書いている文字周りの視野が広くなるのが最大のメリットです。

ステンレス線と金線を織り込んで作られた外装。

ムクの金属ではなく、編み込んだ繊維状の金属なので、柔らか味と温かみがあり、かつ滑らず、大変持ちやすいテクスチャーです。

2007年から10年以上使っていますが、耐久性も抜群です。上の写真は2019年3月撮影。ステンレスと金なので、酸化などもまったく見られません。

追記(2020年)

ステンレス/14Kコンビのものは製造終了してしまったようです。

ステンレスのみのテックフレックスはまだあるようです。こちらもシンプルで美しいと思います。

オート 油性替芯 0.7mm (インク色:クロ) PS-207NPもなくなってしまったようです。パーカータイプの金属筐体でオート特有のニードルポイントが気に入っていたのですが。今は筐体がプラスチックで、先端のみ金属のニードルポイントがついたパーカータイプが利用できるようです。

本体がプラスチックになってしまったのが残念です。ボール径も0.5mmだけのようです。しかし、ニードルポイントのパーカータイプは今のところこれしかありません。漢字を書く日本人にはニードルポイントは使いやすいと思います。
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