2021年3月10日にNikonから正式に開発発表があってからずっとなりを潜めていたNikonのミラーレスフラグシップZ9がいよいよ動きを見せはじめました。
2021年10月5日:ティーザー動画第一弾公開
10月5日に発売発表があるのではないかと噂されましたが、公式ウェブサイトでの動画公開だけでした。13日に発表との噂もありますので、まだしばらく様子を見る必要があります。
正面写真以外、オリンピックで目撃された写真しかありませんでしたが、今回発表された ティーザー動画 には背面や背面液晶などが描写されています。
キヤノンの洗練された優雅な曲線のR3と対照的に、直線的でこれでもかと言うほど無骨なZ9はいかにもプロの道具とか、武器っぽさがあって、個人的には格好が良いと思います。このあたりは好みが分かれるところでしょうが、今までのNikonファンには、この無骨さがたまらないのでしょう。
縦位置グリップ一体、丸型アイピース、液晶の3軸ティルトなど、Nikonフラグシップファンを引き付ける要素もしっかり押さえています。
Nikon公式ページを見ると、Coming Soonとなっているティーザー動画が計4つ用意されているようで、今回はその最初の動画のようです。発売発表まで一つずつ公開して、文字通りじらされることになりそうです。
あとは機能です。Nikonが一眼レフを超えると断言しているのですから、当然あらゆる機能で自社のD6を超えていないと意味がありません。特にAF性能など、D6の方が優れていればプロはD6を使い続けるでしょう。AF性能がD6を遥かに超え、EVFのタイムラグもほとんどなく、露出補正や連射性能、高感度耐性など、いままでの一眼レフを凌駕する仕様であれば、文句なくプロカメラマンたちはZ9に乗り換えるはずです。少なくとも露出に関してはミラーレスに圧倒的な優位性があるはずなので、AF性能が一眼レフを超えるだけでもZ9に流れるはずです。カメラを仕事で使う職業カメラマンにとっては死活問題ですから、ミラーレスへの移行は一眼レフを超えていることが絶対条件です。
2、3、4番目のティーザー動画でそれらが少しずつ明らかになってくるのでしょう。
プロに限らず、Nikonユーザーであれば、Nikonの一眼レフのあらゆる機能を超えて、はじめて安心してミラーレスに移行できます。趣味で写真を撮る人であっても、今よりも性能がダウンするものは買いません。一眼レフや他社のミラーレスよりも遥かに出来が良ければキヤノンやソニーに流れたユーザーも戻ってくるかもしれません。Z9がD6をすべての性能面で超えていたら、おそらく完全にミラーレス時代が到来し、一眼レフ時代が終焉に向かうことでしょう。ちょっぴり悲しいのですが、時代の流れです。
右肩(上の写真の親指の右)の平らなエリアは何だろう、ということがネットでは話題になっています。AFポイントを指定するためのタッチパッドのようなものではないかとの憶測もありますが、真相はまだわかりません。確かに不自然な面に見えます。何でしょう。楽しみです。
後日追記
上写真の右肩部の平らな何もないエリアは、本当に「何もない」ようです。