Nikon Z8:販売開始

https://www.nikon-image.com/products/mirrorless/lineup/z_8/

2023年5月10日、いよいよNikonのミラーレスZ8が発表になりました。いままで様々な噂や憶測が飛び交っていましたが、ようやく仕様が確定しました。

ふたを開けてみれば、小型軽量のZ9です。賛否両論あるようですが、Z9の性能をあのサイズのカメラで使えるようになったのだとしたら、スペック的には賞賛しています。

自分はZ9を使っているので、家内用として購入することにしました。重さだけがネックです。軽量と言っても910gもあるので、Z50のほぼ倍です。しかし、863で使うにはZ50は逆に軽量すぎてトップヘヴィーになってしまいます。Z8くらいの重量があった方がバランスも良く、かえって持ちやすく感じるかもしれません。

見た目も精悍でカッコ良いと思います。背面のボタン配置などもZ9と共通なので、サブカメラとして使っても違和感なく操作できるでしょう。

何より、Z9ゆずりのすぐれた被写体検出をそのまま継承していますから、野鳥撮影には威力を発揮してくれるはずです。おまけに、Z50はボディ内手ブレ補正はありませんでしたが、Z8にはボディ内手ブレ補正があり、レンズとのシンクロVRが使えます。Nikonのウェブサイトには明記されていませんが、Z9と同じであれば、863との組み合わせでCIPA準拠の5.5段の補正効果があります。これは非力な女性にはありがたい仕様です。

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予約

発表から2日後の5月12日10:00に販売開始となりました。どのくらいの在庫を用意しているのか分かりませんが、購入できないと悲しいので、10時ジャストに注文手続きを行い、20秒ほどで完了しました。「発売日にお届け」と表示されているので、5月26日には届いてくれるでしょう。

追記

12日20時現在でも 「発売日にお届け」 となっています。そんなに急ぐ必要はなかったようです。あまり売れなかったのか、それとも在庫を潤沢に用意していたのかはよく分かりません。

追記2

某カメラ専門店では、10:02にサーバーがダウンしたという記事があったので、それなりに数は出たようです。ただ、Z9の時のようにすぐに割当量に達することはなかったようで、未だにお店によっては「発売日にお届け」になっています。ニコンは予測してそれなりの在庫数を用意していたということでしょう。

メディア

メディアはPrograde digital COBALT 165GB がZ8発売記念でちょっぴりセールしていたので、そちらを購入。動画はほとんど撮らないので、165GBもあれば十分です。12日に注文したのに、12日に届いてしまいました。速っ!まだ本体がないのに。
なんだかんだで本体以外で余分なお金がかかります。

バッテリーグリップ

Z8には専用のバッテリーグリップ( パワーバッテリーパック MB-N12 )が同時に発売されていますが、需要はあるのでしょうか。バッテリーグリップ付けて使うくらいでしたら、Z9を買ったほうが良い気がします。せっかくZ9の機能を小型軽量のZ8で実現できたのですから。
付けたり取ったりしてシチュエーションによって使い分ける人には便利なのかもしれません。でも、付けるとZ9よりも高さが高くなるようです。

液晶保護ガラス

Z8用とうたった製品はまだないので、Z9と液晶は共通であると信じてZ9用の液晶保護ガラスを買っておきました。Z8本体到着後、箱から出してすぐに貼れるように。
Z9の発売時は本体到着後に探したら売り切れていてしばらく入手できなかった経験があるので、今回は早めに購入しておきます。
グラマスGRAMAS Extra Camera Glass Nikon Z 9用 DCG-NI17 クリアです。

追記

Z9とZ8は背面液晶も軍幹部の液晶もまったく同サイズです。Z9専用と書かれた保護ガラスはZ8にもぴったりでした。

発売

2023年5月26日。8時半にたたき起こされました(夜遅いのでいつも8時半は熟睡しています)。Z8の到着です。まさか置き配はしないだろうけど、持って帰られると面倒なので、飛び起きて玄関まで受け取りに行きました。

ご対面

最初に見た人をママだと思うそうなので(うそ)、液晶保護ガラスとストラップをまず装着して家内の写真を撮りました。新しいカメラを買った時には必ず行う儀式です。もちろん、個人が撮ったものはAI技術には反映されません。
最近は特にAI技術が搭載されていると聞くと、ジャイアントロボで育った世代はそんな気になってしまいます。

重量

最初にボディのみ持たせてみました。Z50よりもグリップが深くて持ちやすいためか、「ぜんぜん平気ー」とのことです。一番心配していた難関は突破できました。
でも多分最初は興奮しているからで、落ち着いてじっくり持つと結構ずっしりきます。少なくとも半年くらい使用してみないと評価はできません。

Z8+863

これもZ50+863と460gしか変わらないので、まったく違和感ないそうです。手前側が重くなったので、むしろ安定して持ちやすくなったと言っています。確かに持った感じの剛性感がまったく異なります。Z50 だとグリップを持ってぶら下げるとマウントがもげてしまうんじゃないかと心配になりますが、Z8はまだまだドンとこい、と言われているような力強さがあります。

フィールドテスト

家の中で持っただけではわからないので、Z8+863のセットでいつもの公園を5-6km歩いて来ました。重量増は、初日はまったく問題ないそうです。

それよりも、ファインダーの違いや被写体検出機能に感銘を受けていました。これは楽しみです。しばらく使用したらまたレポートします。


ボディ周り

Nikon Z8 ボディ

Z8用パワーバッテリーパック MB-N12

予備バッテリーEN-EL15c

液晶保護ガラス

Z8用L型ブラケット
メディア

静止画メイン推奨
165GB

大容量
325GB

動画メイン大容量
650GB

LEXARのCFexpress type B
128GB

動画メインのプロの方向けNikon純正
660GB

COBALTのSDXC
660GB
標準ズーム

24-120mm f/4 S
イチオシ標準ズーム

24-50mm f/4-6.3

24-70mm F/2.8 S

Z 24-70mm f/4 S

28-75mm f/2.8
単焦点レンズ

NIKKOR Z 20mm f/1.8 S

NIKKOR Z 24mm f/1.8S

NIKKOR Z 50mm f/1.2S

NIKKOR Z 85mm f/1.8S

NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
野鳥撮影用おすすめ超望遠レンズ(Zマウント)
NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S

位相フレネルレンズ採用の小型軽量の800mm単焦点レンズです。全長385mm、重量約2385gで、800mmの超望遠レンズとしては驚異的な軽さです。5段分(Z9との組み合わせでは5.5段)のVRにより、手持ち撮影が可能です。DXフォーマットで使用すると1200mmF6.3相当となります。野鳥撮影に威力を発揮します。
1.4倍、2倍のテレコンを使用しても画質の劣化が少なく、FXで1120mmF9、1600mmF13、DXで1680mmF9相当、2400mmF13相当となります。
Zマウント純正テレコンバーター

Nikon Z TELECONVERTER TC-1.4X

Nikon Z TELECONVERTER TC-2.0X
野鳥撮影用おすすめ超望遠レンズ(Fマウント)

AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR

NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR

マウントアダプターFTZ2
著者
Yama

大学卒業後しばらくは建築設計に従事。その後人工知能の研究所で知的CADシステムやエキスパートシステムを開発。15年ほどプログラマをしていましたが、管理職になるのが嫌で退職。現在は某大学の非常勤講師(情報学)、動物医療系および野鳥写真家、ウェブプログラマ、出版業などをしながら細々と暮らしています。

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