ニコンのフラッグシップを使う理由

その会社が作る製品の中の最高性能を誇る製品は、よくフラッグシップという呼び方をされます。軍艦の隊列の先頭をはしる「旗艦」という意味からそう呼ばれるようになったのでしょう。

人々のカメラを使う目的は様々で、買うきっかけも、旅行に行くから、彼女ができたから、子供が生まれたから、スポーツ選手を撮りたいから、電車を撮りたいから、野鳥を撮りたいから、などなど、千差万別です。そのため、世の中にはこれほど多種類のカメラやレンズが売られているのです。それぞれの目的に合わせて最適な機種を選択できるように。

使用頻度も、年に数枚しか撮らない人もいれば、何万枚も撮る人もいます。持ち歩くのに便利なように小型軽量な機種もあれば、大きさや重さは犠牲にしてでもとにかく機能を詰め込んだ機種もあります。

カメラという機械は面白いもので、趣味で使う人もいれば、それで生計をたてている人もいます。年齢層も幅広く、小学生から年寄りまで使います。価格もピンキリで、数千円で買えるものから数百万かかるものまで、幅広い価格帯を占めています。

それぞれの目的、価値観、予算、こだわりなどによって選択は異なってくるでしょう。撮影を仕事としている者がニコンのフラッグシップを使う理由をちょっぴり紹介します。

カメラマンが求めるもの

自分は有名なカメラマンではありませんが、一応写真や撮影技術を売って生活していますので、プロカメラマンの端くれです。獣医療系の撮影やエキゾチックアニマル、野生動物などの撮影が専門です。

普段は内臓の写真ばっかり撮ってますが、仕事が来れば結婚式やモデル撮影もします。きれいなオネエサンの写真撮る方が楽しいのは言うまでもありませんが、依頼が来るのは人に見せられない動物の中身の撮影ばかりです。

仕事として撮影を行う時、プロとして絶対に許されないのは「カメラが壊れて撮れませんでした」という事故です。これはプロとして失格です。結婚式やスポーツ写真と同様、手術や解剖の撮影もやり直すことはできないし、時間を戻して撮り直すこともできません。その瞬間が一発勝負です。
結婚式やスポーツ写真は複数のカメラマンが撮影することが多く、たとえ自分が失敗しても誰かが撮っていて、まったく記録がないということは少ないかもしれませんが、医療写真は通常は一人なので、失敗すると記録が何も残らないということになってしまいます。ある意味、最も失敗が許されない撮影現場なのかもしれません。

そのため、プロが求めるカメラの性能の中の第一位は堅牢性です。壊れないことです。プロカメラマンは、仕事で1回撮影に行くと、数千枚は普通に撮ります。そのため、信頼できるメーカーの十分な耐久テストをパスしたようなカメラでないと不安に感じるものです。

フラッグシップ

自動車だと価格が一番高い車種や一番排気量が大きい車種がフラッグシップモデルになっているでしょう。スポーツカーメーカーでしたら、ニュルブルクリンクで最速タイムを出した機動性が高い車種がフラッグシップかもしれません。しかし、カメラのフラッグシップは自動車で例えるとルマン24時間も戦えないといけません。もしかすると、ニュルブルクリンクとルマンを両方とも制覇する性能を要求され、かつ買い物にも使えるし、引っ越しにも使えることを要求されているような感じです。すなわち、最高性能と耐久性を合わせ持ち、オールマイティに使える性能が要求されます。かなり厳しい条件ですが、各カメラメーカーは社の威信をかけてフラッグシップモデルを開発しています。

フィルムからセンサーへ

フィルム時代は35mm判の画質に限界を感じていたので、MamiyaやPentaxなどのブローニーフィルムカメラを使っていました。

21世紀を迎え、丁度その前後からカメラの歴史に大きな事件が起きます。デジタルカメラの登場とフィルムの終焉です。

医療カメラマン

丁度そのころ、ある動物病院から専属カメラマンになってくれという打診がありました。論文、学会発表、セミナー、書籍などで使用するための動物のあらゆるパーツや診察風景、手術シーン、解剖、顕微鏡写真など、病院での撮影全般です。もちろん、引き受けました。医療カメラマンの誕生です。

フィルムカメラでは破産する~!

当時は画質にこだわっていたので、Pentaxの645をメインに使用していました。最初の手術撮影はPentax 645で撮影をしたのですが、1回で挫折しました。手術は2時間ほどですが、その間に撮影ポイントは思っていたよりもたくさんあり、10本ほど持って行ったブローニーフィルムはあっという間に消費し、最後は残りの撮影可能枚数と戦いながらなんとか2時間持たせたといった感じです。もちろん、画質はめちゃくちゃ良い写真でしたが、そういう問題ではありません。
Pentax 645は、120フィルムで15枚撮影可能です。150枚ほど撮ったことになりますが、それでは全然足りなく、フィルムの交換や装填に時間がかかり、スピードとタイミングを逸すると2度と撮れない特殊な撮影条件にはまったく向いていないことが分かりました。これはブローニーフィルムだからではなく、135mmフィルムのカメラであってもコマ数がちょっと多くなるだけで、大して変わりません。むしろ120フィルムは巻き戻しが必要ないし、複数のフィルムバックに時間が空いた時に装填しておけば、撮影中のフィルム交感は有利です。それでも撮影が中断されることに変わりありません。カメラマンの都合によって手術を停滞させるのは本末転倒です。
医療カメラマンの仕事カメラは、フィルム交換やバッテリー交換せずに数千枚を撮りきる能力が必要であることが分かりました。そして、決して壊れないこと。

デジタルカメラへの移行

1980年代からデジタルカメラは存在していましたが、まだまだフィルムが勝っていたので、わざわざ高価なうえ使えないデジタルカメラを買う人はほとんどいませんでした。
1990年代後半からようやくデジタルカメラは普及しはじめました。まだコンパクトタイプでスナップ用途のいわゆるコンデジのはしりです。自分も新しもの好きだったので、様々な機種を試しましたが、とても仕事で使えるレベルではありませんでした。まだまだフィルムの方に軍配が上がる状況です。

その状況をはじめて打破し、仕事用デジタルカメラとして登場したのがNikonのD1です。1999年9月のことです。
知り合いが購入したので、使わせてもらいましたが、画素数が266万画素しかなく、それまで高解像のブローニーフィルムを見慣れていた目からは解像度が足りなく感じ、まだ仕事では使えないと判断しました。
そうこうしているうちに、2001年5月に画素数を533万画素に拡大したD1Xが登場しました。ようやく自分の仕事に使えそうなニコンデジタル一眼レフのフラッグシップの登場です。

動物病院の専属カメラマンの話とD1Xの登場は運命的に丁度同じ時期でした。その頃は他社からも同様なデジタル一眼レフのフラッグシップが登場したのですが、下記の理由でNikon社でシステムを構築する決断をしました。

理由その1:信頼性の表れ、スペースカメラ

信頼性は実際は使ってみないとわからないことですが、ニコンの堅牢性は有名です。フィルム時代は中判にこだわっていたのでニコンのカメラは使っていませんでしたが、昔から多くのプロカメラマンが使用していて、落としても壊れなかった、雨の中でずぶぬれになっても大丈夫だったなど、ニコンカメラの堅牢性や武勇伝はよく耳にしました。

https://spinoff.nasa.gov/node/9384

話はそれますが、昔勤めていた会社の近くにNikonカメラを展示している場所があり、そこに「スペースカメラ」としてNASA仕様のNikon F3が展示してありました。それがメチャクチャかっこよかったのです。宇宙に持って行くカメラの信頼度は、手術写真や結婚式で壊れてはいけないとか、失敗してはいけないという条件とはレベルが違うはずです。莫大な費用をかけて宇宙空間に持って行って、「壊れたから記録できませんでした」などという言い訳は通用しない世界でしょう。そんな過酷な状況で使うカメラとしてNASAが選んだメーカーがNikonであり、そんな責任重大な仕事を引き受けたNikonもよほど自信があったのでしょう。
デジタル時代になっても、2007年にはD2Xsが、2017年にはD5がスペースカメラとしてNASAに大量導入されています。

追記

2024年、宇宙カメラもZマウントの時代になったようです。NikonのZ9が採用されたようです。13台のZ9と15本のZマウントレンズ、さらにすでにあるFマウントレンズを有効活用するために15個のFTZ IIアダプターが1月末にSpaceX社のファルコン9ロケットに積み込まれ、ISS(国際宇宙ステーション)に納入されました。
これでめでたくZ9も宇宙カメラの仲間入りです。

理由その2:色作り

デジタルカメラのセンサーは元々は光の量を感知するだけなので、白黒です。現在のカラーのセンサーは、RGB(赤、緑、青)もしくはCMY(シアン、マゼンタ、イエロー)などのカラーフィルターを一定の法則で配置してあり、そのフィルターを通過して来る光の量を測定して内部のコンピュータでカラー画像としています。したがって、各カメラメーカーによってどういう色に作り込むかというところが腕の見せ所です。それがメーカーによってかなり異なります。基本的に同一メーカーのカメラで機種によって色味が異なってはまずいので、どの機種でも同じ色の傾向となるようにチューニングされています。

当時は仕事用カメラとしての選択肢はニコンとキヤノンしかありませんでした。このライバルの2社は世界でも1,2を争うカメラメーカーですが、カメラのコンセプトも操作性も、発色も異なっていました。
ニコンは被写体の色に忠実で少し控えめな発色、キヤノンは鮮やかな発色が特徴でした。素人目にはキヤノンはそのままで発色が良く、人物の肌などもきれいに表現されます。それに比べるとニコンはそのままだとくすんで見えます。しかし、術創を撮り比べてその違いが顕著に現れました。キヤノンは血管や血液の色が派手すぎました。術創の発色はニコンの方が自然だったのです。現在は色作りはユーザーがかなりカスタマイズできますが、当時はあまり細かい設定はできず、血液の色の再現性でニコンの方が優秀でした。人間は血液の色に大変敏感なのです。

理由その3:カッコイイ

キヤノンはルイジ・コラーニのデザインを元とした優美な曲線を多用したボディデザインが基本です。一方、ニコンはF3で採用したジョルジェット・ジウジアーロの直線的なデザインを踏襲しています。どちらも素晴らしいデザインコンセプトで、別のアプローチからできた究極の機能美だと思います。
好みの問題だと思いますが、イメージとしてはキヤノンは女性的、ニコンは男性的と言われたり、キヤノンは優雅、ニコンは無骨、などと表現されたりします。
個人的には洗礼された優雅なキヤノンのデザインよりもカクカクした無骨なニコンのデザインの方が好みです。特にニコンのフラッグシップモデルはこれでもかというほど無骨さをアピールしていて、機能を追求した職人の丈夫な仕事道具の雰囲気を醸し出しています。
戦艦大和の測距儀を作っていたこともあり、軍需産業をしていた歴史的な影響もあるのでしょうか。機能に関係ない無駄をそぎ落とし、飾り気は排除された直線的なデザインです。目立たないようにボディもレンズも真っ黒で無骨な形は、何となく武器的なイメージです。

理由その4:Fマウント

1959年に登場して以来、60年以上にわたって基本形状を変えていません。カメラの進化に応じてAFカップリングが追加されたり、電子接点が追加されたりしましたが、バヨネット部分は頑なに登場以来規格を踏襲しています。そのため、60年前のレンズは最新のD6でも使うことができます。他社はころころとマウントを変えている中で、ニコンのマウントへのこだわりは大変印象に残ります。

実際、ある病院で数十年前のNikonの古い眼科検査用の据置型スリットランプで、眼科検査の撮影ができないかと相談されました。実物を見せてもらったらカメラアダプタとしてFマウントがついていました。「FマウントだからNikonの最新のデジタル一眼レフなら何でも使えるよー」とアドバイスしました。実際D7200を購入して装着したら、普通に装着して撮影できてしまったようです。マウントが変わらないということは、そういう安心感があります。

メインカメラの変遷

そんな経緯で、仕事用デジタルカメラはニコン社でシステムを組むことにしました。一度決めるとおいそれと変更できないので、慎重にかなり時間をかけて最初の機種は選びましたが、結果よかったと思っています。
仕事でメインに使って来たボディを紹介します。

D1X

ようやく仕事で使えそうなデジタル一眼レフカメラD1Xが登場して、医療カメラマンとして使うメインカメラとして清水の舞台から飛び降りるつもりで購入しました。ボディだけで60万円以上していましたので、かなりの冒険です。しかし、D1Xは見事に期待に応えてくれました。
2001年から実践投入し、2007年にD2XSを購入するまで使用しました。何十万枚撮影したかわかりませんが、その間、撮影機能としては一度も壊れたり不調になったことはありません。さすがです。唯一、背面の十字キーが脱落しましたが、テープで貼ってそのまま使っていました。
高価でしたが、十分に元が取れました。
2010年まではD2XSのサブカメラとして常時使える状態にしていましたが、10年も使い続けるとさすがにバッテリーがダメになり、その後はAC電源アダプターで自宅の顕微鏡カメラとして数年使いましたが、今は休んでもらっています。大変思い入れがある最初のフラッグシップです。

D2Xs

D2のシリーズは高画素のD2Xと低画素高速連射のD2Hがリリースされました。2005年のことです。自分の仕事内容からすると、使えるのはD2Xの方です。発売当時はまだD1Xが現役でしたので、D2Xへの移行はしばらく待っていたら、翌2006年には改良版のD2Xsが登場したので、そのタイミングで買い替えました。
これは大変良くできたカメラでした。 1240万画素になり、写真のクオリティはかなり上がりました。
一眼レフカメラとしての完成度も上がり、何もかも1代目のD1Xを凌駕しています。2007年から2012年の間使い倒しましたが一度もトラブルがありませんでした。
写真は、下部にはWi-Fiトランスミッターをつけています。撮った写真をすぐに病院のコンピュータに転送したり、撮影実習で撮影した写真をすぐにPCに転送してプロジェクタで表示するために利用していました。一回り大きくごつくなりますので、手が大きくないと持てません。
見た目はますます無骨ですが、この無骨さが好みです。

この頃から野鳥撮影の仕事も増え、望遠レンズとの組み合わせでも威力を発揮します。医療撮影ではあまり使われなかった連射性能も野鳥撮影の仕事が増えるにつれて恩恵を感じました。

D300s

2010年くらいから獣医療現場の仕事が増え、眼科診療の記録撮影を依頼されました。D2Xsは当時は最高スペックを誇っていましたが、高感度耐性がないのが欠点でした。感度設定がISO 100~800までしかありません。
眼科検査は暗室でスリット光を使った検査や青色光によるフルオレセイン染色検査、眼底検査などを行います。かなり微弱な光による検査なので、感度が低いことは致命的です。
次のフラッグシップNikon D3が出ていましたが、残念なことにフルサイズになってしまいました。今までのDXフォーマットだと105mmのマクロレンズも望遠マクロ的になり、離れたところから術創を撮ったり、通常のマクロ撮影も1.5倍に拡大されるので、医療カメラマンとしてはDXフォーマットの方が有利でした。画素数も1210万画素でD2Xsよりもかえって少なくなっていて、自分の仕事にはD3はマッチしませんでした。
どうしようか悩んでいたところ、2009年にDXフォーマットのフラッグシップと言うべきD300sが発売になりました。
これは自分の仕事にぴったりはまる仕様でした。DXフォーマットで1230万画素 、感度も拡張でISO 6400まで使えます。これはすぐに購入しました。今まで撮影不能や困難だった眼科の検査や症例が撮影できるようになりました。2016年まで、7年ほど使いましたが、一度も壊れたり、不調になったこともありませんでした。D300sをメインカメラとしている時はD2Xsをサブカメラとして控えていましたが、結局サブカメラとしての出番は一度もありませんでした。素晴らしい信頼性です。

D500

D300sも何十万枚も撮影して、さすがに耐久性が心配になってきました。また、デジカメの世界で7年も使っていると、周りの進化の速度が速いので、取り残された仕様となってきます。NikonのD1桁のフラッグシップ機はその後D4、D5とフルサイズに行ってしまったので、DXフォーマットのフラッグシップが出るのを待っていました。そこへ満を持して登場したのがD500です。

これは現在でも自分のメインカメラです。
上の写真はバッテリーグリップが付いて、さらにL型プレートが付いているので無骨度がかなりアップしていますが、仕事カメラとしては最高のパフォーマンスを発揮してくれています。

D5のフォーカシングユニットをそのまま使っているようで、AF性能はD5と同等で、画素数も2088万画素となりました。感度も飛躍的に上昇し、ISO 1640000まで使用できます。まさに自分の仕事カメラとして完璧にマッチする仕様です。眼科撮影が飛躍的に楽になりました。ISO 1640000はさすがに緊急用で画質の面からも普段から使うことはありませんが、暗室での眼科検査では、ISO 51200は十分普通に使えます。

D500も今年で丸6年使っていることになり、そろそろ不安になってきました。シャッターユニットは一度交換しています。仕事の撮影では、最近はZ50をサブカメラとして持って行っています。

一眼レフの終焉

長い歴史を築いてきた一眼レフカメラですが、そろそろ終わりの時を迎えつつあるようです。一眼レフで育った世代としては悲しいことですが、今後カメラメーカーもミラーレス一眼にシフトしていくことでしょう。カメラマンたちも頭を切り替えてミラーレス一眼への移行を考えるべき時期です。

一つ個人的な問題ですが、医療系撮影でメインで使っているNikonの名玉 Nikon AI AF Zoom Micro Nikkor ED 70~180mm F4.5~F5.6Dがミラーレス一眼で使えないので困っています。ボディ側モーターのAF駆動にFTZが対応していないからです。ぜひモーター入りのFTZを開発してもらいたいと思います。それができれば、古いAFレンズも使えるものがかなり増えるはずです。もしくは、同等の望遠系マクロレンズをZマウントで開発してくれないか、という願いがあります。

Z9か?

「Nikon Z9を買うべき理由」でも書きましたが、ようやくNikon D1桁シリーズのフラッグシップを超えるミラーレス一眼のフラッグシップが登場します。今までミラーレス一眼に移行できなかったプロカメラマンたちも、AF性能がDシリーズのフラッグシップを超え、EVFのタイムラグがスポーツ撮影などに影響がないレベルに仕上がっていれば、今後はZ9をメインカメラとして検討することでしょう。

ニコンがミラーレス一眼のフラッグシップと位置づける機種なのであれば、堅牢性、信頼性は今までのプロ用機器以上のものにしてくるはずです。ミラー機構がなく、シャッターも電子シャッターを多様する仕様であれば、機械的部分はより少なくなり、一眼レフよりもさらに信頼性は上がることでしょう。物理的に壊れる機械的動作部分がほとんどないカメラに仕上がってくるかもしれません。

Z9がすべての性能においてNikon Dシリーズフラッグシップを凌駕していて、堅牢性、信頼性もDシリーズを超えるZシリーズのフラッグシップになるのであれば、これは次期仕事用メインカメラとして大変有力です。

無骨なデザインもニコン伝統のフラッグシップっぽくて素敵です。

著者
Yama

大学卒業後しばらくは建築設計に従事。その後人工知能の研究所で知的CADシステムやエキスパートシステムを開発。15年ほどプログラマをしていましたが、管理職になるのが嫌で退職。現在は某大学の非常勤講師(情報学)、動物医療系および野鳥写真家、ウェブプログラマ、出版業などをしながら細々と暮らしています。

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