Nikon Z9:FTZ II:発売発表

いよいよ公式に発売発表となりました。

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Nikon Z9

メカニカルシャッターレス

メカニカルシャッターレスの噂は本当でした。個人的には英断だと思います。ローリングシャッター歪みを懸念している人が多いようですが、問題がないことが分かればこの方式は一気に加速することでしょう。数年後の各社フラグシップはメカニカルシャッターレスになっている可能性が高いと思います。
一番耐久性で問題だったミラーがなくなったことに加えてシャッターもなくなったのです。もう壊れるところがほとんどありません。電磁的に動く部分は、ボディではセンサーシフト式の手振れ補正機構くらいでしょうか。こうなってくると、レンズの方がAF駆動、電磁絞り、光学手振れ補正など、ボディよりもメカニカルになってきました。

電子シャッターのみで900秒~1/32000秒まで扱えます。X接点も1/200秒まで使えるので、スタジオ撮影でも概ね問題ないと思います。

AF

Nikonのサイトには、AF機能として、「人物、犬、猫、鳥、車、バイク、自転車、列車、飛行機の検出が可能」と書かれています。自動的にこれらの被写体を認識してそこにフォーカスを合わせてくれます。素晴らしい進化です。しかも、遠い時は全体像、近づくにつれて顔検出、瞳検出と切り替わって行くようです。飛行機でも大きく写すときはコクピットにピントが合うようにプログラムされています。
そのポイントが画面のどこにあっても追いかけてくれるので、構図の自由度が上がります。中央でピントを合わせてからカメラを振って構図を決める、という面倒なことをする必要もありません。

個人的に最も注目している点は、鳥認識で、鳥の目も検出するという点です。動物写真は、画面上に目が写っている以上、目にピントが合っていない写真は論外で、即ボツになります。特別に意図したものでない限り、目にピントが来ていない写真は選別するときに真っ先に捨てられます。
Nikonの紹介動画では飛行中の鳥も検出して目にフォーカスエリアが来ている動画がありましたので、野鳥写真家としての仕事ではかなり使えるのではないかと思っています。これは今まで一番欲しかった機能です。

8K動画

基本的に静止画カメラマンなので、動画を撮るときは今までも素材として4Kまでしか使わず、最終的にはフルHD画質での納品がほとんどです。素材として4Kで撮影しておくと、4KのフォーマットからフルHDの範囲をクロップすることもできるので、後処理で望遠効果を得たり、補正しきれなかったカメラの手振れ補正をソフト的にさらに補正したりできるので便利です。
個人的には4Kの30p、60p、120pは様々なシーンで使えそうです。

Z9は4Kのさらに4倍の面積となる8K動画の撮影ができますが、今のところそこまで使う状況は自分にはあまりないかもしれません。映像クリエーターや本格的な動画カメラとして使える能力を秘めていますが、きちんと8K動画を撮るためには照明やマイク、モニター、三脚やジンバル、外部記録装置など、カメラと同等、もしくはそれ以上の設備投資が必要となるでしょう。

もしかすると、8K動画をマニュアル露出で撮影して、静止画を切り出すという撮り方も考えられるかもしれませんが、旧人類なので、今のところ写真はシャッターを押して撮りたいな、と思っています。

実際に使ってみないと何とも言えませんが、Z9はかなり期待できるスペックです。

FTZ II

FマウントレンズをZシリーズで使うマウント変換アダプタです。今までのFTZの邪魔な出っ張りがなくなっただけで、特に機能追加はありません。シンプルな上、価格も安くなっているので、これから買う人はFTZ II 一択でしょう。
旧FTZもZ9に取り付けられますが、縦位置グリップを握った時に出っ張りが指と干渉するので、Z9で使う場合はFTZ IIをおすすめします。

実はボディ側モーター駆動のAFレンズにも対応するものが出るのではないかと期待していたのですが、残念ながら対応していませんでした。
個人的には医療撮影で最も使うAI AF Zoom Micro Nikkor ED 70~180mm F4.5~F5.6Dや一般撮影で多用する AF Zoom-Nikkor 24-85mm F2.8-4D(IF) など、ボディ側モーターによるAFレンズがまだZシリーズで使えません。Nikonのオールドレンズも根強い人気があるので、残念に思うニコンユーザーも多いことでしょう。いつの日かAFカップリング付きのFTZ IIIが登場することを期待しています。

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著者
Yama

大学卒業後しばらくは建築設計に従事。その後人工知能の研究所で知的CADシステムやエキスパートシステムを開発。15年ほどプログラマをしていましたが、管理職になるのが嫌で退職。現在は某大学の非常勤講師(情報学)、動物医療系および野鳥写真家、ウェブプログラマ、出版業などをしながら細々と暮らしています。

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