5日に第一弾のティーザー動画が公開され、2日おき位で予定の計4本出して13日あたりに発売発表があるのではないかと期待されていましたが、13日にようやく第二弾の動画が発表され、4本の動画は1週間間隔での登場になるようです。
発売発表は月末か11月頭でしょうか。
第二弾の動画は、Z9の動画性能をアピールしたものです。
8Kの動画を少なくとも1時間20分は連続して撮影できることを伝えています。これは今までのカメラではなかなかできなかったことです。熱対策なども十分できているということの証明です。むしろメモリ容量の方が問題でしょう。
自分の仕事はほとんどが静止画で、動画を撮るにしてもパワーポイント用なのでフルHD画質止まりです。そのため、8K動画を1時間以上撮影するシチュエーションは今のところ来ないと思いますが、第二弾のティーザー動画は、Z9が本格的に動画カメラとしても使えることを示唆しています。8Kで録画時間の制約がないのであれば、ドラマや映画撮影にも使えるかもしれません。明るいレンズと組み合わせれば相当良い絵が撮れることでしょう。
8Kと言うことは、 7680×4320ピクセル ですから、静止画連射と8K切り出し画像が変わらないなどということになると、静止画カメラマンも考え方を変える必要が出てくるかもしれません。
静止画を1秒間連射するのと、8K動画を1秒記録する場合を比較する必要がありそうです。8Kでもマニュアル露出で絞りとシャッター速度を任意に変更して、AFの被写体認識機能が同等に働くのであれば、静止画の優位性は薄れてくるかもしれません。そうなるとかなり革命的なカメラです。今までの「カメラ」の固定概念が払拭される可能性を秘めています。
Z9はメカニカルシャッターが搭載されていないという噂(あくまでも噂です)もありますので、本当だとすると静止画と動画の区別はかなり曖昧になってくるでしょう。「新しいカメラ」というよりも、「新しい撮影装置」の提案という形に近いのかもしれません。
シャッターを押すと8K動画が指定秒数撮れるとか、シャッターを押す数秒前から指定秒数記録する、などといった撮影モードがあるとかなり革新的です。
秒間30枚撮影できる静止画カメラと、制約なく8Kが撮れるビデオカメラから静止画を切り出すのは、どちらの視点から見るかによる違いだけで、実は同じことなのかもしれません。
さて、はたしてどんなカメラ(撮影装置)になるのでしょうか。楽しみです。