Nikon Z9:ファームウェアVer. 3.01:ファーストインプレッション

2022年12月20日。発売から丁度1年でファームウェア Ver. 3.01がリリースされました。

10月26日のVer. 3.00から2ヵ月しか経ってなく、バージョン番号の差が0.01なので、扱いとしてはマイナーバージョンアップのようですが、ダウンロードサイトの内容説明を読むと、ワイドエリアAFや被写体検出周りのチューニングが施されているようで、被写体検出機能を活用しているユーザーにとってはかなり重要なバージョンアップになっている可能性があります。

  • フォーカスモードを AF-C にして、[AF エリアモード]を[ワイドエリア AF(S)]、[ワイドエリア AF(L)]、[ワイドエリア AF(C1)]、[ワイドエリア AF(C2)]に設定した際のオートフォーカスの追従性を改善しました。
  • 以下の不具合を修正しました。
    – 以下の設定にした際にオートフォーカスを行うと、検出した被写体にピントが合わないことがある。
    ▸ [AF エリアモード]を、[ワイドエリア AF(S)]、[ワイドエリア AF(L)]、[ワイドエリア AF(C1)]、[ワイドエリア AF(C2)]のいずれかに設定
    ▸ [AF 時の被写体検出設定]を[しない]以外に設定
    ▸ フォーカスポイントの外側で被写体検出をしている場合

Nikonのサイトには上記のようにさらっと書いてありますが、野鳥を撮る時の設定そのものなので、期待が高まります。バグフィックスではなく、「オートフォーカスの追従性を改善した」と書かれています。また、ワイドエリアAF時の被写体検出にバグがあったようです。同条件で使っていますが、被写体検出も追従も十分な印象でしたので、バグフィックスされたとしたらさらなる向上が見込まれそうです。
Ver. 3.01の説明文がすべて実現されているのでしたら、ユーザーから見ると+0.10くらいの比較的大きなバージョンアップのように思います。

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テスト

しばらくフィールドに行けないので、まずはわが家の可愛い文鳥でテストしてみました。

ワイドエリアAF(L)と、19×11にエリアを広げたワイドエリアAF(C1)でテストしてみました。被写体検出率も追従性も向上しているように思います。特にエリアを広げてカスタマイズしたC1の被写体検出率と追従性が高くなったように感じます。文鳥に向けるとすぐに目を検出して、外さなくなりました。エリアを広げたC1では画面の四隅に目を移動してみましたが、一度も外すことなく追従しています。
正面などで目が見えなくて一時的にロストしても背景に抜けてしまうこともなく、再び目が見えた瞬間に再度追尾をはじめます。このような動作はVer.3.00から見られましたが、もう少しブラシュアップされているのかもしれません。
いつものフィールドで野鳥を狙ってみないと分かりませんが、上のファインダーログのように、最初の印象は悪くありません。少なくとも改悪にはなっていないようなので、バージョンアップしても問題ないでしょう。
フィールドテストをしてまた報告いたします。

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DXフォーマットで使用すると1200mmF6.3相当となります。野鳥撮影に威力を発揮します。
1.4倍、2倍のテレコンを使用しても画質の劣化が少なく、FXで1120mmF9、1600mmF13、DXで1680mmF9相当、2400mmF13相当となります。 最短撮影距離が5mあります。野鳥が遠い公園や小型の野鳥を大きく写したいときに有利となります。
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著者
Yama

大学卒業後しばらくは建築設計に従事。その後人工知能の研究所で知的CADシステムやエキスパートシステムを開発。15年ほどプログラマをしていましたが、管理職になるのが嫌で退職。現在は某大学の非常勤講師(情報学)、動物医療系および野鳥写真家、ウェブプログラマ、出版業などをしながら細々と暮らしています。

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